2017年プロ野球シーズンが今日3月31日開幕する。
今シーズンはWBCというビッグイベントを経て、例年よりも注目度を高めた状態でのスタートとなる。
我らが巨人軍のオープニングを任されるのはエース菅野ではなくマイコラス。
見事なスタートダッシュを切れるのか?オープン戦の不安を抱えたままのスタートとなるのか?
2017年プロ野球開幕
プロ野球が始まると
プロ野球というのはよく出来たイベントだとつくづく思う。
野球発祥の地アメリカでは、メジャーリーグベースボールはNFL、NBAに次ぐ人気だと言われている。
日本のプロ野球も一昔前なら断然1番人気のスポーツだったが、今ではサッカーに押され、地上波中継もほぼ無くなり、野球観戦が趣味という人も少なくなっているだろう。
しかし、それでもプロ野球という興行はまだまだ滅びることはない。いやむしろ興行的には伸び続けていると言ってもイイだろう。
なぜプロ野球は凄いのか?それは毎日試合が出来ることだ。
サッカーのプロリーグは多くても一週間に2試合程度。大相撲は15日間の取り組みを年6回行う。
ゴルフのトーナメントは木曜日から4日間。ボクシングに至っては、フリオ・セサール・チャベスが毎月試合をしていた時期もあったが、チャンピオンなら多くて4ヶ月に1度程度。
それがプロ野球は、5万人規模を集める試合を毎日開催することが出来る。
いくらテレビ中継が無くなっても毎日試合をすることで集客出来る。これがプロ野球というスポーツの凄いところ。
ただ、毎日試合をしちゃうからこそ、これから辛い日々が続くのだ。
昭和の時代は、巨人が負けるといきなり機嫌が悪くなるオヤジがところどころにいた。
なんで巨人が負けるとキレるのよ。野球なんて無くなればイイのに!と思った奥様やお子様は数多くいたのではないだろうか?
オレも巨人が負けてキレるオヤジの気持ちが一切わからなかった。
んがしかし、大人になったら変わるらしい。巨人が負けるとムカつくのだ。
プロ野球というスポーツは毎日試合が出来る。それを年間143試合も繰り返す訳だ。
いくらぶっち切りで優勝するチームでも90も勝てればいいほうだ。ということは巨人が仮にぶっち切ったとしても年間60試合以上負ける。
つまりは良くて60日、悪いと80日近くムカつく日があるということ。
それだけストレスの溜まる日々が続くのだ。そんな日々が今日から始まる。なんて憂鬱なんだ。
特定のご贔屓のチームがある人達は恐らく同じ気持ちだろう。贔屓の球団なんて無ければ穏やかな日々が続くのに。
でも仕方がない。プロ野球のない生活なんて、ワサビの効いてない間の抜けた寿司のようなモノだ。
もう子供じゃない!サビ抜きの寿司なんかで満足できるわけがない!
さぁ、今日から一喜一憂する日々が始まる。今年はどんなドラマが待っているのか?
2017年プロ野球。楽しみで仕方ない。