2017年2月24日金曜日。
今日から月末の金曜日は午後3時には帰宅しよう!という取り組みのプレミアムフライデーが始まる。
消費を促すこの取組は、果たして一般企業に定着するのだろうか?
プレミアムフライデー
定着するの?
しがない中小企業のシステムエンジニアにとって、プレミアムフライデーなんて夢のようなお話。
納期が迫れば36協定も関係ない。とにかく少ない人材で抱えきれないほどの仕事を抱え込み、マンパワーで処理していく。
定時でさっさと帰っていく大手企業のサラリーマンや官公庁の公務員を横目に見ながら、ただひたすらサーバやプログラムとにらめっこ。
あっという間に夜は更け、終電に間に合えばマシ。そんな生活を長年しているサラリーマンからすればプレミアムフライデーが定着するとは到底思えない。
ワークライフバランスなんてキレイごとを言っていたら、小さな会社は潰れてしまうのさ。
そう、力のない人間は休みをくれなんて言ってられないんだよ。
楽天との練習試合の翌日、休日返上で巨人の若手は黙々とマシンに向き合った。
岡本、辻、重信、宇佐美。
全員今シーズンの飛躍が期待されているメンバーだが、ここまでコレといったアピールが出来ていない。
昨シーズン何だかんだ言われながら24本のホームランを叩き込んだギャレットを引きずり下ろしてまで岡本を使おう!という気には今のところなれない。
打率204という低打率に喘いだ小林誠司だが、小林をおろしてまで宇佐美を使おうという気にはなれない。
重信、辻も同様だ。どうしても使いたい!という気にさせるほどのアピールは出来ていない。
申し訳ないが、今の若手には休んでいる余裕なんて無い。ワークライフバランスなんて叫んでいる暇は無いのだ。
かつて巨人に在籍し、楽天の監督を務めた大久保博元。
デーブの愛称で親しまれた大久保だが、結局レギュラーに定着しタイトル争いをするような存在にはなれなかった。
デーブはとにかくキャンプ期間中、練習を終えたらさっさと街に繰り出し、夜な夜な飲み歩いていたらしい。
練習もそこそこに切り上げ、門限ギリギリに帰ってくるような生活を続けていれば、そりゃ一流のプレヤーの仲間入りが出来る訳がない。
イチローも松井も落合も人が練習していない時に練習し続けたからこそあれだけの成績を残すことが出来た。
岡本、辻、重信、宇佐美!残念ながら今の君たちは休んでいる場合ではない。
ワークライフバランスを訴えるのはサラリーマン。
プロ野球選手は悲しいかな個人事業主。結果を出すためには休んでいる時間は無いのだ。