2016年久し振りに湧いたFA市場。
その中心となったのは間違いなく巨人軍。
ドラフトで大物を外し、若手も伸び悩んでいる。となれば他球団から足りないパーツを補ってくる。
コレこそが巨人スタイル。何の疑問もない。のだが・・・陽岱鋼は期待通りの活躍をしてくれるのだろうか?
陽岱鋼は?
背番号2
北海道日本ハムファイターズ時代の陽岱鋼の背番号は1。
日本ハムが北海道に移籍し、球団を活性化させるためにもとメジャーから呼び戻したあの宇宙人新庄剛志が背負っていた番号だ。
陽岱鋼はプレイスタイル、そしてルックスからも新庄から1を受け継ぐに最適な選手。
当然背番号1は、台湾で伝説的英雄となっている王貞治の番号だしね。
だけどその王貞治の背番号は、残念ながら巨人では永久欠番だ。
となれば他の番号を割り当てるしかない。
そこで降ってわいたのが背番号2。
巨人の背番号2といえば、何と言ってもガッツ小笠原道大。
同じ北海道日本ハムファイターズからFAで移籍してきた、巨人FA移籍組で最も輝いた男。
1に1番近く、先輩小笠原がつけていた番号となれば、確かに最も相応しい背番号だろう。
だけど、背番号2を背負わせてガッツ級の活躍を期待しても良いだろうか?
一抹の不安
今シーズンの陽岱鋼の成績は、打率293、ホームラン14本、打点61。
打率はパ・リーグで8位。悪くはない。
盗塁5というのはいささか物足りないが、何度も言う悪くはない。
センターの守備力はリーグ随一。もちろんゴールデングローブ賞にも選ばれている。
ん~~~申し分ないんだけど、どうしてもあの日本シリーズでの打撃が気にかかって仕方ない。
初戦、2戦目と先発で出場するが、ノーヒット。
3戦目からは先発を外され、守備固め的な使われ方になってしまった。
もちろん短期決戦では、調子の悪い選手の回復を待っている余裕はない。
戦力的に外野手には余裕があったためバッサリと代えたのだろうが、シーズン最後の大一番で交代させられるような立場ってどうなんだろう?
しかも凡打の仕方が酷かった。チャンス出回ってきてもボールに食らいつく感覚もない。
アッサリと振り回しては空振りし、三振の山を築いていた。
そう陽岱鋼って結構淡白なんだよね。。
元々三振の数は多く、2011年には134個の三振を喫しシーズン最多三振。
そこからも毎年100以上の三振をしてしまう、アッサリキャラなのだ。
モノマネ芸人の「さかとも」がヤル気のない坂本勇人のモノマネを披露するように、坂本もダメな時はアッサリと三振してしまうイメージが有る。
だがそんな坂本勇人でも、シーズン100個以上の三振は1度しか達成していない。今シーズンに至っては67個しか三振してないのさ。
かつて清原和博が巨人にFA移籍してきた時、その三振数の多さにファンからもマスコミからも袋叩きにあった。
でも清原はその分と言っちゃなんだが、30本以上のホームランを打った。
陽岱鋼は長距離砲ではない。だけど三振は多い。
ん~~~巨人ファンがどこまで我慢できるか?マスコミがどこまで許してくれるか?
そんな外野の声を陽岱鋼は黙らせることが出来るのか?気になるところだ。