ついに坂本勇人が神山田哲人を抜き打率トップに踊りでた。
現在の打率336。
前半戦打率首位の座を守り続けてきたが、6月に失速し山田にその座を明け渡した。
しかし夏に入り猛烈に盛り返し首位打者に返り咲き。
このまトップを守りきり首位打者になれるのか?それとも・・・
三冠王争い
二人のマッチレース
7月に月間16本塁打を放ちホームラン数で山田を抜き去った筒香。
昨年は春先不調だったが、今年は終始安定した数字をマークしている神山田哲人。
三冠王争いはこの二人のマッチレースの様相を呈していたが、そこに割って入ってきたのが坂本勇人。
最近9試合で8度のマルチヒットの固め打ちで一気に首位打者の主役の座に躍り出た。
ホームランは、山田と筒香の完全なマッチレース。
打点はトップの山田に筒香、新井が続いている。
こうしてみるとちょっと前まで山田哲人の独壇場だった三冠王争いは、いきなり混戦模様になってきた。
坂本勇人が首位打者になるためには?
三冠王争いの中で、最後までわからないのが首位打者。
ホームランは1試合で3本という固め打ちをすることもあるが、なかなか狙って打てるものではない。
打点は1打席で最大4点稼げるため終盤の大逆転もあり得るが、自分の力だけではどうにもならないのが打点の辛いところ。
自分は調子よくでも前の打者が類に出てくれないと打点は稼げない。
しかしホームランも打点も増えることはあるが減ることはない。
一方打率だけは調子が悪ければみるみる下がってしまうもの。
前半戦の坂本勇人は、一時3割8分台の打率をキープしていたが、その後調子を落とし一時は3割1分台まで落ちてしまった。
なので今年坂本勇人が山田、筒香を抜いて首位打者になるためには、今後いかにスランプを最小限におさえるか?にかかってくるだろう。
元々固め打ちは得意だが、その分ホゲる試合も多い坂本。
まぁ早い話がムラっ気のある選手だったが、昨年からジャイアンツの主将を任された責任感からか、ムラが少なくなり安定感も出てきている。
そして首位打者獲得のもう一つのキーになってくるのがフォアボール。
首位打者は、打率を落とさない事も重要視されるので、ガツガツ打ちに行かずにじっくり見極め四球を選ぶ忍耐力も必要。
だが今年の坂本のフォアボール数は62とリーグ3位。
ブンブン振るだけでなく、忍耐力も備わってきている。
しかもここ数試合、4番の阿部、5番の村田が好調なため、後ろに繋ぐ意識も強くなっている。
となればフォアボールも増えていくだろう。
本来の天才的技術、安定感、忍耐力が備わって来つつある坂本勇人は、もはや首位打者候補ではなく、首位打者の大本命だろう!