首位打者確実の坂本勇人に足りないもう一つのタイトルは?


打率トップの坂本勇人を猛追していた神ってる鈴木誠也が失速し、坂本の首位打者獲得はほぼ確実になってきた。

後はショート歴代1位の最高打率、当時ロッテの西岡が記録した346を超えられるかどうか?

今の感じだとギリギリだし、3位DeNAが迫ってきている以上、最高打率を記録したらゲームに出ない訳にはいかない。

坂本の頭のなかにはあまり最高打率は入っていないのかもしれないが、どうせここまで来たら上回ってほしいものだ。

坂本のタイトル

縁のないモノ

坂本が過去に取ったタイトルは、2012年に長野と分け合った最多安打だけ。

そしてレギュラーなら1度位は取っていそうなタイトルを坂本は取っていない。

そうゴールデングラブ賞だ。

ショートのゴールデングラブ賞といえば、現在巨人のコーチをしている元中日の井端の独壇場だった。

その後井端の衰えが見え始めると台頭してきたのは、阪神の鳥谷。

セ・リーグのショートでは3年連続でゴールデングラブ賞のタイトルを獲得し、ショートの守備と言えば鳥谷が鉄板になってきている。

では今年はどうなのだろうか?

今年の鳥谷は打率は奮わない。

それと同時に失策数も10と比較的多く守備率も高くない。

これは坂本のゴールデングラブ賞あるか?と思いきや、坂本の失策数は現在16。

ライバルの調子は悪いが、坂本本人の守備の調子もイマイチだw

ショートの守備は?

残念ながら今年のセ・リーグのショートの顔ぶれを見たら、坂本のゴールデングラブ賞だけはちょっと厳しいのが現実だろう。

首位広島のショートとして定着した田中広輔は広い守備範囲が売りだが、失策数は坂本を上回る。

となると今年のショートのゴールデングラブ賞候補は、DeNAの倉本寿彦なんじゃないだろうか?

横浜高校出身で筒香の先輩という生粋の神奈川っ子の倉本。

社会人を経由しているためプロとしてはまだ2年目だが、開幕早々レギュラーの座を手にした倉本の守備は堅実。

守備率は989と高い数字を記録し失策数も僅かに6。

守備率だけ見れば北海道日本ハムファイターズからFAでヤクルトに移籍した大引の方が上だが、出場試合数を考えれば倉本が上だろう。

日本一のショート

今球界No1のショートと言ったら文句なく坂本勇人だろう。

んがしかし、坂本の守備を高く評価している人はあまり見かけない。

ただ坂本は広守備範囲を誇る攻撃的な守備が売り物のため失策数が増えるのは仕方のない事かもしれない。

坂本には堅実な守備を求めるよりも、もっとアグレッシブな守備をこれからも目指して欲しい。

自分の範囲だけを堅実に守るようなプレイは坂本には似合わない。

今のままのプレイで坂本は間違いなく日本一のショートなんだから。