負けた。負けた。また負けた。
負けも負けたり8連敗。これで借金は4。振り向けば横浜どころか名古屋までもが手の届くところに来てしまった。
交流戦を浮上のキッカケにするはずが悪夢の交流戦になりそうな悪寒。
暗黒時代の時代を迎える
最弱ジャイアンツ
しかし弱い。こんなにも弱い巨人は久しぶりだ。
リードしててもすぐさまひっくり返され、リードされた一方的に引き離される。ぶっちゃけ勝てる気すらしない。
ジャイアンツファンで有名な糸井重里氏もTwitterでこんな嘆きを呟いていた。
巨人の試合は、ほぼすべて録画している。あとで機嫌よく観たりするためだ。時には野球そのものを味わうとか、研究するとか、いいところを探すという目的で敗けたと知ってる試合も再生して観る。しかし、このごろは、録ったまま何も触れずに消去している。おかげで健康が維持できている。
— 糸井 重里 (@itoi_shigesato) 2017年5月31日
残業で遅くなった時は、夜のスポーツニュースで野球の結果を見て、Youtubeなどで動画を確認するのがオレのルーティーン。
しかしここ最近はニュースを見る気にすらならない。見ればイライラしてしまうから。何も見ずに消す。これが健康を維持する最良の方法だ。いっそ巨人なんか好きにならなきゃ良かったのに。と思いたいくらい今の巨人はヒデー。。
敗北の矛先は?
今の巨人の停滞は一体誰の責任なのか?
当初は当然FA三銃士に矛先が向いていた。
キャンプから全く1軍に合流すること無く、大金だけ奪い取って3軍で調整し続けるFA戦士達。センターの穴を埋めるため、先発ローテーションの穴を埋めるため、君たちを獲得したはずなのに、一体全体チミ達は何をやっているんだ!
そして当然その矛先は巨人フロントへも突き刺さる。
一体どこをみて選手を取ってきているんだ?どんなチーム戦略を見据えて補強をしているんだ!と。
しかし、今この状況にFA三銃士が勢揃いしたところで、抜本的な改革にはならないだろう。もう巨人ファンは気付いている。穴の空いたバスタブを強力なガムテープで補強したとしても、いずれ水は染みてきて溢れ出してくる。もう溢れる水を止める術はない。
となれば、今の状況は一体誰が悪いんだ?
チームを統括するのは何と言っても監督。そう高橋由伸に矛先が向き出している。
昨年、10年間という長期政権の幕を引いた原辰徳監督の後を受け、急遽現役を引退し断腸の思いで監督になった高橋由伸。
代打の切り札として打率395という驚異的な成績を残していた天才打者が、現役の未練を断ち切り監督業を引き継いだ。
相変わらず打てない打線。伸びてこない若手。自分自身という切り札を失ってしまった代打陣。そんな苦しい台所事情をやりくりし若き新人監督は、なんとかかんとか2位に踏みとどまり、一定の評価を得ることは出来た。
由伸は悪くない。補強をしないフロントが悪い。とあの悪名高き読売の長にまでそう言わせたほどの手腕を発揮した。
ところが、今シーズンこれだけの大補強をしたのにこの体たらく。え?補強したのにコレっすか?そう言われても仕方がない。
こんなに弱いのはそう2005年、暗黒時代を迎えていた堀内政権以来かもしれない。
現監督高橋由伸、清原、小久保、ローズという超強力打線を武器にシーズンへ臨んだが、開幕から最下位をキープし続け、最終的に5位に上がるのが精一杯。
あの時もリードされたら終わり感が漂い、リードしてもいつも不安に苛まれていた。
あの頃と同じ重苦しい空気が今の巨人にも流れている。
高橋由伸監督に全ての責任を押し付けるのはコク過ぎる。監督が誰でも今の巨人は輝かないのかもしれない。
だけどクールな由伸監督からは絶対に勝ってやる!絶対に負けられない!そんな執念の采配は今のところ感じ取ることは出ないのもコレまた事実。
まぁタイプがタイプだからなぁ。。
オレも巨人ファンも由伸が大好きだ。心から愛しているんだ。
だから由伸を批判なんかしたくない。無理して引退して監督をやってくれたんだ!みんなでフォローしたいのさ。
でも、でもなんだよ。これだけ負け続けてしまえば、責任を獲るのは最高責任者。監督なのは世の常なんだ。
堀内恒夫時代とかぶるような悪いイメージを払拭するためには、ここから結果を出すしか無い。なんて厳しい世界なのか。