北海道日本ハムファイターズに元G戦士が渦巻いている。
大田、公文、大累、村田、矢野。
彼らは残念ながら巨人で輝くことが出来なかった戦士たち。
しかし彼らは今北の大地でレギュラーの座を争っている。
なぜ巨人はダイヤモンドの原石を、磨かないまま放出してしまうのだろうか?
巨人で輝けなかった哀戦士達
若手を育てない巨人が悪い?
高校通算65本塁打の実績を引っさげ東海大相模からドラフト1位で入団した大田泰示。
上原浩治の後輩、大阪体育大学からドラフト1位で入団した村田透。
どちらも毎年期待され続けてきた。
村田に関しては、3年間一度も一軍で登板できなかった。
大田泰示は、高校で65本もホームランを打ってきたのに、プロに入ったら9本しかホームランを打てていない。
あんなに大きな期待を寄せていたのに、結局両名ともこんな成績しか残せなかった。
もちろん他の選手も同様だ。
犬より早いと言われた大累も、チョー気持ちいいでお馴染みの北島康介似が売りだった矢野だって、1軍ではレギュラークラスの結果を残すことは出来なかった。
期待されながらも残念ながら消化不良に終わってしまった哀戦士達だ。
ザクとは違うのだよザクとは!という名ゼリフを残しながら、アッサリとガンダムの両腕を切断されたグフのような哀戦士達なのだ。
彼らを放出した巨人が悪いのではない。結果を出すことができなかったのは自分自身の責任だ。それがプロの世界。
それよりもそんな彼らがレギュラー争いをしている北海道日本ハムファイターズは大丈夫なのか?と問いたくなってしまう。
圧倒的戦力を誇っていたソフトバンクホークスを豪快な末脚で差し切った日本ハムだが、今シーズンはハンカチ王子の復活くらいしか良いニュースが聞かれない。
大谷翔平は、足に故障を発症しWBCを辞退。今シーズンの二刀流に暗雲が立ち込めている。
陽岱鋼を放出したが、後釜は育ちきっていないように見える。
巨人で結果を出せなかった哀戦士達が主力になるのであれば、今年の日本ハムは何にも怖くないだろう。
大田泰示にフォーカスを当てればわかる。
彼はキャンプ、紅白戦、オープン戦と今年こそは違う!ブレイク元年だ!と毎年騒がれ続けてきた。
しかしシーズンが始まってみれば、今年もいつもの大田だった。
巨人時代、大田が輝くのは2月から3月まで。
4月になるとあっという間に散ってしまう桜のように儚い命の未完の大器だったのだ。
大田に期待するのはいい。北の大地のファンたちが、短い春を毎年楽しめるほど気が長いのであれば。。。