ヤクルトスワローズの山田哲人が3億5千万円という破格の年俸で更改した。
日本球界初の2年連続トリプルスリー。果たして3億5千万円という金額が妥当なのか?
イヤ明らかに安すぎるやろっ!ヤクルトにとってはもう限界のようだが、まだまだ貰ってもいい人材なのは間違いない。
山田哲人の年俸
年俸推移
まずは山田哲人の成績と年俸推移を見てみよう。
年代 | 成績 | 年俸 |
2012 | 出場26試合、打率250、本塁打1、打点1、盗塁0 | 1000万円 |
2013 | 出場94試合、打率283、本塁打3、打点26、盗塁9 | 2200万円 |
2014 | 出場143試合、打率324、本塁打29、打点89、盗塁15 | 8000万円 |
2015 | 出場143試合、打率329、本塁打38、打点100、盗塁34 | 2億2000万円 |
2016 | 出場133試合、打率304、本塁打38、打点102、盗塁30 | 3億5000万円 |
山田哲人が本領を発揮始めた2014年から年俸は右肩上がりで増えている。
ヤクルトとしては精一杯の金額なんだろうが、山田の成績は明らかに破格だ。
打率だけ、本塁打だけ、打点だけ、盗塁だけ、どれか1つだけでもこの数字を残すのは大変なのに、4部門揃って成績を上げ続けてきている。
これだけの選手であれば、5億円近い価値をつけてもいいものだが、日本球界の場合、他の選手とのバランスという面も考慮しなければならない。
となれば3億5千万円程度が妥当なのかもしれないが、こんな金額では日本の宝はまたもやメジャーへと奪われてしまうだろう。
山田のメジャー移籍は?
山田哲人は自身でもまだ進化の途中といい続けている。
これだけの成績を上げてもまだ進化の途中なのであれば、来季以降もっと凄まじい記録を作るかもしれない。
日本人初の4割、三冠王プラス盗塁王の変則四冠王、40本塁打40盗塁の4040。
4割打者はなかなか厳しいにしても、それ以外は山田哲人なら十分達成可能な数字だ。
もし来年こんな成績を残したら山田の年俸は軽く5億を上回るだろう。
となればヤクルトにとってはもう抱えきれない大物になってしまう。
かと言ってこれだけの人材を他球団に放出する訳にはいかないだろう。
てことで、行き着くところはメジャーリーグ。
このまま右肩上がりで成績を残し続ければ、山田のメジャー移籍時期は想定よりも早まるかもしれない。
大谷翔平は来シーズン終了後、メジャー移籍を球団が容認している。
もし山田哲人も来季メジャー移籍となってしまったら、NPBはさすがに空洞化してしまう。
本人がどうしてもメジャーへ行きたいというのなら仕方ない面もあるが、年俸が高すぎるからメジャーへとなってしまうのは、さすがにNPBとしては情けない。
メジャーリーグとNPBではビジネスの規模が桁違い。当然選手の年俸も桁違い。
桁違いに成績を残せる選手は、NPBの市場ではもう手狭になってしまったということなんだろう。