村田修一が夏になり調子を上げてきている。
打率305、本塁打11、打点25。
打点はまだまだ寂しい限りだが、ココ数年不振にあえいでいたとは思えないような成績で前半を終えた。
攻撃力不足の巨人の4番打者はもしかして村田修一なのか?
巨人の4番
代々受け継ぐ
巨人の4番は12球団で唯一、何代目4番打者として代々受け継がれている。
今年の開幕戦、その由緒正しき巨人軍の4番打者についたのはギャレット。
開幕当初こそ、そこそこの成績を残したが、やがて失速し、2軍調整となり、今に至る。
そしてその後4番は入れ替わったが、ここのところ4番として定着しているのは長野正義。
長野も打率だけは290とそこそこなんだが、打点24のホームラン4本というのはさすがに寂し過ぎる。
実はシーズン開幕前、ギャレットにあまり期待できなそうな雰囲気を感じたオレの中での4番候補は長野。
完全に監督オレの思惑は外れた形だ。
じゃあ誰が今の巨人の4番を勤めればイイのだろうか?
4番サード村田
もちろん阿部慎之助という手もあるのだろうが、4番打者はちょっとやそっとで休むような選手では勤まらない。
開幕からシーズン最終戦までずっと出続ける事ができる頑丈さも4番打者の条件。
となれば、開幕から休むこと無く出続けている村田しかいないのかもしれない。
横浜で不動の4番として過ごし、WBCでも4番を勤めているほど経験も豊富。
オレ的には忘れもしない試合がある。
確か村田が移籍してきた年だろうか?
終盤1点を争う勝負どころで抑えとして出てきたのは、巨人から西武に移籍したマイケル中村。
マイケルは晩年で当時の球威はなかったが、スライダーの曲がりはまだまだ衰えていなかった。
外に逃げるボールは今の村田じゃ捉えられないだろうなぁ・・・と思っているところにスライダーが来た。
村田は大きく体勢を崩して空振り。やっぱりなぁ、村田じゃあのスライダーは打てないよ。。
全くタイミングが合ってないと見た西武バッテリーが勝負球にチョイスしたのは当然スライダー。
すると村田は、あれだけあっていなかったスライダーに合わせタイムリーを放ったのだ。
つまり体勢を崩したように見えた空振りは、実は餌をまいていただけだったのだ。
勝負どころでこんな芸当が出来るとは!さすが村田!
と思ったが、活躍したのは巨人移籍後2年目まで。その後は人が変わったかのような停滞の日々。
しかし、今年は違う。
もしかして岡本という存在が村田を生き返らせてくれたのかもしれない。
あの勝負強い村田が戻りつつある!
後半戦は4番サード村田のコールが聞ける日が来るかもしれない。