開幕3連勝!スタートダッシュを決めた巨人が抱える3つの不安


開幕カードの中日戦を見事なスイープで退けた我らがジャイアンツ。

先発投手が踏ん張り、打線も奮起。中継ぎ抑えもしっかりとピンチを凌ぎ切り完璧な形で開幕カードを終えた。

開幕3連勝。スタートダッシュ!これで優勝まっしぐらと思いたいんだけど、去年も開幕3連勝だったよなぁ。。。

今の巨人が抱える不安点とは何なのか?

巨人が抱える3つのウィークポイント

クローザーは誰なんだ?

去年のセーブ王、マッスルクローザー沢村がコンディション不良で1軍に合流できない現在、巨人のクローザーは新加入のアルキメデス・カミネロ。

160キロを超える豪速球が持ち味との触れ込みだったが、確かにストレートはべらぼうに速い。

常時150キロ台後半をマーク。しかもスリークォーターから投げ込まれるから素直な真っ直ぐではないため、打者も打ち難さを感じているのかもしれない。

だけど・・・それだけ。

たまに投げるスライダーはすっぽ抜けたり、引っかかったり。ほとんどまともにストライクにならない。

たまにストライクゾーンに入っても曲がりの少ない棒球。

中日の4番ビシエドにスライダーを痛打されたが、ホームランにならなくて良かったレベルの球だった。

変化球が全くアテにならないから、ストレートはことごとくカットされ、カウントを崩し今後は自滅するケースも見られるかもしれない。

開幕カードはたまたま機能したが、このままカミネロがクローザーでは長いシーズンは乗り切れないんじゃね。

長野がヤバイ

開幕からサヨナラホームランを含む2ホーマーに8打点と絶好調の阿部慎之助。

去年の首位打者はダテじゃない。守備でも打撃でも圧倒的な存在感を見せつける坂本勇人。

この2人は今まさに完璧な状態だ。

だけどこの二人に完全に引き離される形になってしまったのが長野久義。

開幕3試合で11打数2安打。

オープン戦でも散々だったが、やはりシーズンが始まっても調子が悪い。てか技術的なヤバさを感じる。

昨日のゲームでもことごとくボール球につられてしまい、バットとボールの接点が見当たらないレベル。

かつて原前監督にあまりにバットとボールが離れているため視力検査を受けるように指示されたことがあったが、現在もまさにそんな感じ。

プロ入り2年目で首位打者を獲得した天才打者長野に一体何が起こっているのか?

このままではレギュラー剥奪の日も近いのかもしれない。

中日で良かった

巨人の調子はまずまずだったが、それよりもチーム力に不安を感じたのは中日ドラゴンズだろう。

中日ファンの皆様には悪いが、今の中日にはかつての怖さは一切ない。

ゲレーロが加入したが星野監督が率いていた頃の強竜打線と呼ばれるような破壊力はない。

落合監督が率いていた頃の投手力を中心とした強力な守備力も感じない。

投手力も万全じゃない。打線もイマイチ。守備力も不安。

森繁和が自らつなぎ役と語っているように、今の中日はチームを再編成する時期なのかもしれない。

チームの方向性を模索しているように見えてならない。

だから今の中日には怖さがない。だから開幕カードは中日で助かった。

このまま優勝できるのか?

1番の中井も7番の岡本も開幕カードは、ほとんど機能することがなかった。

打撃で貢献できないのに二人の守備力には大きな不安が付きまとう。

3、4番の圧倒的存在感で勝ちきったが、これからは脇を支えるメンバーの働きは不可欠。

なんとか坂本・阿部が好調なうちに中井、岡本、長野の誰かが調子を上げてきて欲しい。

そしてやっぱりクローザーはカミネロでは不安。カミネロに比べれば沢村のほうが断然上だろう。

とはいえ、そんな状態でも勝ち切れる。まだまだ切ってないカードがわんさか溢れている。それが今年の巨人軍。

いろいろ不安な点はあるが、他のチームも不安ダラケ。不安の数が少しでも解消してくると巨人はこのまま突っ走ってしまうかもしれないよ!