1/9は日本全国成人式。
ジャイアンツで新成人を迎えたのは若き大砲候補岡本和真。
脱ゆとり世代の若者は今季ブレイクのキッカケを掴むことが出来るのだろうか?
新成人岡本和真
脱ゆとり世代
ゆとり教育の弊害と言われるゆとり世代。
難易度の高い教育を避け、無益な競争を避け、出来るだけゆったりと勉強してきた世代。
そんなゆとり世代の若者はストレス耐性に弱く、闘争心に欠けると言われている。
確かに会社にいる新卒ゆとり世代はとにかく使えない。こっちが指示しないと動きゃしねぇ!ってそれって別にゆとり世代だからって訳でなく、若者はみんなそうなんだよね。
大体ゆとり世代が闘争心無かったとしたら、テニスの錦織圭、ゴルフの松山英樹、二刀流の大谷翔平はどうなるんだ?
むしろゆとり世代の若者のほうが世界と対等に渡り合っている。
テニス界なんて4大大会で松岡修造がベスト8に入っただけで大騒ぎだったのに、錦織圭は涼しい顔でベスト8に入り、常に優勝争いに顔を出している。
ゴルフだって全盛期のジャンボ尾崎ですらメジャーではベスト10に入るのが精一杯。それがPGAツアーを涼しい顔で勝ちまくり、今季は確実にメジャーを勝てる実力を身に付けている。
ゆとり世代だからなんだとか、脱ゆとりだからなんだとか、そんなの関係ないってことを日本の若者は世界に示し続けてきている。
今季が正念場
さてそんなゆとり世代から少しおくれて生まれてきたのが、たまごっち世代の岡本和真。
未来の大砲と期待されているが、昨年は男村田修一との争いに敗れ2軍生活に甘んじた。
そして今年はその村田に加え、元楽天のマギーまで加わり、岡本の出番はさらに削られる方向に進んでいる。
まぁ将来の大砲だし、まだハタチだしこれからだろ・・・と長い目でみてやりたいが、岡本にとっては今季は正念場。
2年連続トリプルスリーを達成した山田哲人もホームランと打点の二冠王を獲得した筒香嘉智もパ・リーグ打点王を獲得した中田翔も、みんな3年目には1軍で結果を残してきている。
巨人の偉大な先輩松井秀喜に至っては、2年目でしっかりとレギュラーの座を掴み取っている。
岡本和真がそんな偉大な先輩たちに肩を並べるためには、今季2軍にいてはイケない。今季は1軍で戦力になり続けなければイケないのだ。
恐らく今の流れからしていきなりレギュラーは難しいだろう。
となれば、レフトのバックアップ、サードのバックアップ、ファーストのバックアップ、そして代打。
バックアップでも代打でもいい、3年目は結果にこだわらなければイケない年。
世の中のハタチと言えば、大学生活を謳歌してまだまだ社会にでること無くヌクヌクと過ごしている世代だ。
しかしプロ野球の世界は甘くない。岡本和真が巨人の大砲になるためには、酉年の今年が大きなターニングポイントになるはずだ。
岡本和真がたまごっちに成長するのか?それともおやじっちになってしまうのか?
今年が最も重要な年になるのは間違いない。