ソフトバンクホークスからFA宣言をしている森福允彦が、巨人移籍を決意したようだ。
巨人の中継ぎ左腕は長年ぐっさん一人で支えてきたが、これで厚みが増すことは間違いない。
だがしかし、順番的に大きな問題が・・・巨人としては山口俊→森福允彦の順番で契約したいところだが、果たしてどうするのか?
プロテクトの罠
人的補償
FA移籍のサイドストーリーとなる人的補償。
今季は積極的なFA補強に出ている巨人は、現在DeNA山口俊とソフトバンク森福允彦の2名に照準を合わせている。
両者とも巨人で確定か?と思いきや、山口俊が個々に来て中日ドラゴンズとの契約もほのめかしている。
巨人サイドとしては気が気じゃない状況だろう。
一方のソフトバンク森福は、早々に巨人移籍を決意した。
だがここで大きな問題になるのが入団する順番。
森福はCランクのため人的補償は不要。
山口俊はBランクのため人的補償が必要となる。
となった時、森福と先に契約してしまうと森福もプロテクトリストに含まなければいけなくなってしまう。
せっかく大金を払って獲得した選手をプロテクトから外したら、何の意味もなくなる。
なので早い段階で山口俊と契約をすませ、一人でもプロテクトにかける選手を無駄にしたくないところだろう。
プロテクトリスト
こちらにプロテクトリスト予想を書いているがここで改めて見てみたい。
投手
澤村、菅野、桜井、内海、宮國、田原、山口、戸根、高木、小山、江柄子、田口、長谷川(13人)
捕手
阿部、小林、宇佐美(3人)
内野手
坂本、村田、中井、岡本、山本、和田、辻(7人)
外野手
長野、亀井、橋本、重信、立岡(5人)
投手はもはやベテランの杉内はリストから外さざるを得ない。
さらに悩むのが西村健太朗。実績十分、貢献度も高い投手だがここ2年間低迷している。
小山、江柄子あたりとの天秤になるのだろうが、難しいところだ。
さらに捕手はもっと難しい。阿部、小林はもちろん外せないが、あと一人と考えると相川を入れた場合、若手はみんなリストから外れてしまう。
DeNAは捕手も育ってきているため不要と考えれば、リストを薄くする選択肢もあるが、あまり手薄にはしたくない。
内野も難しい。ベテランの寺内、ピノ藤村、3人目の吉川あたりはリストから外れる可能性が高い。
もしかしたら中井を外すという選択肢も。
外野手は日本ハムから移籍の北、中日から移籍の代打の切り札堂上あたりは外れる可能性が高くなる。
いずれにしても一人増えるだけで大問題になる。山口俊には早いとこ決断して欲しいところだが、果たしてどうなるのか?