北海道日本ハムファイターズの斎藤佑樹が推定年俸2300万円から300万円ダウンの提示を受けたらしい。
これで4年連続年俸ダウンとなったが、本人にとっては屈辱だろう。
とはいえ今季は11試合の登板で0勝1敗で防御率は4.56。契約してもらっただけでも有り難いくらいだろう。
斎藤佑樹の契約
なぜ来季も活躍出来ないのか?
4年連続年俸ダウン。屈辱の記者会見の席で彼はこう語った。
「与えられた場所で精いっぱいやるしかない。」
与えられた場所?
過去4年間でわずか3勝。防御率は3点台を割ったことがない。さらに今シーズンは未勝利。
こんな成績でどんな場所が与えられると思っているのだろうか?
仕事ができなくてもなかなか解雇できない日本の会社では、使えない社員でもなんとか働く場所を与えるように気配りする。
しかし斎藤佑樹が身をおいているのは、競争が激しいプロ野球の世界。
出来ない選手は次々と首になり、出来そうな選手をどんどん入れて新陳代謝を上げて活性化させていく世界。
そんな世界で場所を与えられるなんて思っているようではダメだろ。
自分から奪い取る!大谷翔平をエースから引きずり下ろす!
これくらいの気持ちが無ければ厳しい競争を勝ち抜けるわけがない。
そもそも斎藤佑樹は、そんな厳しいプロ野球の世界には向いていないタイプだったのかもしれない。
日本ハムの査定
査定にはかなり厳しい評価をするはずの日本ハム。
だが斎藤佑樹には、かなり甘めの裁定を下しているように感じる。
0勝で300百万円ダウン?こんな評価でいいのなら斎藤に取ってはかなり楽だろう。
だって何もしなくても2000万円も貰えるんだから。
斎藤佑樹と契約し続ける理由はいろいろとあるだろう。
巨人が大田泰示をなかなか切れなかった理由は、インパクトの大きさにもあったようだ。
チームを挙げて育成する方針だった選手のため、最後まで自軍で面倒をみる必要がある。
斎藤もこのまま首を切る訳にはいかない。せめてもう一花咲かせない限り辞めさせられないのだろうか?
クリーブランド・インディアンス3Aに所属していた村田透を獲得することを発表したが、彼はご存知のようにドラフト1位で巨人に入団しながら、わずか3年で戦力外となっている。
斎藤の成績から見れば、普通の選手なら2年前に戦力外通告を受けているだろう。
だが恐らくチームが斎藤に期待しているのは、持って生まれた爆発力。
普通の選手が1勝を上げてもさして話題にならないが、斎藤なら1勝上げただけでマスコミは大騒ぎしてくれる。
もし10勝なんて出来た証には北海道は久しぶりの祐ちゃんフィーバーに湧くはずだ。
その最後の爆発力に賭けているのかもしれない。大きな賭けとなるが、祐ちゃんは大きな花火を打ち上げることは出来るのだろうか?