日本ハム大田泰示を栗山監督は渇望していた?巨人は我慢できなかったのか?


北海道日本ハムファイターズの大田泰示の入団発表が行われた。

その席でファイターズの栗山監督は「ウチにとって喉から手が出るほど欲しかった右の大砲」というコメント。

そんなにまで渇望していたのか?やはり日本ハム大田泰示という名前はまだしっくりと来ない。

大田泰示はブレイクするか?

ずっと未完の大器

大田泰示はずっと未完の大器のまま巨人を去った。

松井秀喜の栄光の55番という、いくらなんでも無茶ぶり過ぎる期待に応えられないまま、ただ時だけが過ぎていく。

ホームラン競争とか2軍の試合とか、オープン戦とか、そんなノンプレッシャーの試合では伸び伸びと打てる。

だが1軍に来ると結果を出さなきゃというプレッシャーからなのか、あの大柄の体がまるで狩りてきた子猫ちゃんのように縮こまってしまう。

大田には一発を期待してるんだ!コツコツあてるバッティングなんて見たくないよ!

という期待を感じるのか、シーズンが終わりキャンプに入ると原点回帰!大きく振る練習を積み重ねる。

なのに、シーズンが始まると毎年毎年確実性を増すためにと、小さなバッティングに戻ってしまう。この繰り返しで早8年もう巨人の首脳陣は限界に達したらしい。

だがもう1年我慢することは出来なかったのだろうか?

もし大田がブレイクしたら

大田の長打力は誰もが認めるが、果たして大ブレイクするのだろうか?

同じ右の大砲ヤクルトの山田哲人と比較すると、どうしても大田がタイトルを獲得するほどのブレイクをするようには思えない。どう贔屓目に見ても。

大田はツボにはまれば長打にする力はあるが、打てない球が多すぎる。

直球に振り遅れたかと思えば、外の変化球にはついていけないというケースをよく見かけた。

あの粗いバッティングが日本ハムで精度を高めることは出来るのだろうか?

しかし、なぜか可能性を感じさせてしまうのが大田泰示の魅力なのだろう。

今年大谷翔平から放った先頭打者ホームランも惚れ惚れするようなバッティングだった。

あの調子が持続できればもしかして大ブレイク?という期待をもたせたら大田の右に出るものはいない。

でもブレイクしてくれないのだ。

ただ本当に大田が覚醒し、ホームランや打点のタイトルを争うようになったらオレ達は本当に諸手を挙げて喜べるのだろうか?

そこそこ活躍してくれた!のだったら大喜び出来る。

だが大田泰示がレアードやメヒア、中村あたりとホームラン王争いを繰り広げていたら、本当に悔しくて悔しくてたまらないと思う。

だからあと1年待てって言ったじゃん!と来年言えることを期待している。