オリックスから阪神タイガースへのFA移籍が確定した糸井嘉男。
糸井はオリックスではBランクのようだったので人的補償が発生する。
となれば気になるのは阪神タイガースのプロテクトリスト。
阪神のベテラン勢にはビッグネームがいるが、果たしてプロテクト対象になるのだろうか?
人的補償
オリックスが欲しい人材
オリックスの今季の成績は57勝83敗3分でぶっち切りの最下位。
チーム打率253、チーム防御率4.18。これも全部最下位。
オリックスに今何が足りないのか?ぶっち切りの最下位なんだから何がとかじゃなくて全体的に足りないの。
投手陣に目を向けてみれば二桁勝ったのは西ただ一人。
かつて絶対的エースだった金子千尋は、ここ2年低迷してしまっている。その後のローテの柱もまだ出てこない。
安定しているのは抑えの平野くらい。
打撃陣を見てみると一年間規定打席達して活躍したのは糸井を除けばT-岡田と安達くらい。
期待された外れ外れ外れのドラ1駿太も伸び悩んでいる。
つまりはどこを補強したいというよりも、伸び代のある選手であれば誰でもイイというのが福良監督の本年なんじゃ無いだろうか?
ベテランビッグネームは?
恐らく阪神はベテランのビッグネームのうち、福留と鳥谷は流石にプロテクトするはずだ。
しかし藤川球児と西岡剛はプロテクトから外して来るのではないだろうか?
特に西岡剛の場合、7月にアキレス腱断裂という大怪我を負ってしまった。
ハッキリ言って復帰することすら困難な状態で、全盛期のプレイを期待するのはコクな状態だろう。
仮にプロテクトから外れてもオリックスは、そんなリスクを負ってまで獲得するほどのことはない。
では藤川球児はどうなんだろうか?
普通に考えればオリックスには平野という安定したクローザーがいる。
藤川をセットアッパーとして使うてもあるが、あれだけのビッグネームをわざわざセットアッパーで取る必要はない!
と思いがちだが、意外とオリックスの本命は藤川球児なんじゃないかと個人的には思っている。
というのもFAの人的補償は、若手の粋のいい選手の可能性にかけるか、ベテランの経験を買うかの二択なんだが、藤川にはそれ以上の価値がある。
藤川球児は、阪神タイガースのアイコン的存在。
火の玉ストレートで甲子園を沸騰させた、阪神タイガースのスーパーヒーロー。
そんな藤川が糸井の人的補償で阪神を離れるとなれば、虎キチのダメージは相当大きいのではなかろうか?
前述したように今のオリックスは、どこを補強すれば良くなるというレベルではない。一旦抜本的な改革が必要なところまで来ている。
そんな時期だからこそ、ファンを盛り上げることが出来る存在、交流戦で大きな話題を提供できる存在、そして若手の手本になる存在が必要なんじゃないか!
藤川球児にはそれだけの魅力がある。阪神は藤川をプロテクトから外すのだろうか?
外した時のリスクは相当大きいのかもしれない。