日本復帰が噂されていた元巨人ドラフト1位の村田透が北海道日本ハムファイターズと3年契約で合意したようだ。
大田泰示のトレードに始まり、日本ハムには元巨人の選手がどんどん増えている。
なぜ北海道に巨人戦士は集まるのか?日本ハムは巨人の選手を狙い撃ちしているのだろうか?
北海道の巨人戦士
元巨人の選手
今現在で北海道日本ハムファイターズに在籍している元巨人戦士はこれだけいる。
矢野謙次
一時は巨人ではNo1強肩外野手として期待された矢野。
北島康介のモノマネをするなど明るいキャラクターで巨人には珍しい選手でファンからも人気があった。
しかし層の厚い外野陣で出場機会に恵まれず2015シーズン途中で日本ハムにトレード。
大累進
2012年のドラフト2位。その年の1位は菅野智之。
大累といえば「犬より速い」このキーワードしか無い。自宅で飼っている犬と競争して勝ったらしいのだが、それだけで犬より速いって何とも安直なトレードマークだが。
巨人では芽が出なかった俊足巧打の内野手だが、日本ハムではチャンスを与えられている。
市川友也
2009年ドラフト4位で入団。東海大相模から東海大学と原監督と同じ路線を進む巨人ゆかりの学歴。
この年代のキャッチャーは、正捕手阿部慎之助の全盛期での入団なのでかなり気の毒。イッチーも巨人では出場機会に恵まれなかった。
今年は大野と併用され、クライマックスシリーズでもキッチリと盗塁を刺すなど存在感をアピールしている。
公文克彦
2012年のドラフト4位。今年大田泰示とともに北海道へ旅立つ。
プロでの活路を見出すため左のサイドスローに転向したが、北海道で花開くのか?
そして大田泰示と村田透。詳細に関してはここでは割愛しておく。
日本ハムというチーム
巨人では出場機会に恵まれなかった選手が日本ハムに移籍しているが、巨人に見る目が無いのか移籍後に貴重な存在になっているケースは多い。
かつて巨人から日本ハムへ移籍した岡島秀樹は、巨人は窮屈過ぎる。日本ハムのメジャーのような雰囲気作りに感動し、メジャーへ行きたいという気持ちが強まった。と語っている。
日本ハムは、北海道へ移転後メジャーに在籍していた新庄を呼び戻すなど、これまでの日本の球団にはない、自由で伸び伸び出来るチーム作りを心がけている。
その方針が制約だらけでガチガチに固められた巨人の選手には水が合うのだろうか。
村田透も巨人からメジャーを経験し北の大地に上陸する。巨人を戦力外となり、アメリカで実績を上げてきた村田にとっては、日本ハムのようなチームが適しているのだろう。