北海道日本ハムファイターズの栗山監督が外国特派員協会で会見を開き、斎藤佑樹が育たない理由に対してこう応えた。
「もうちょっとだけ時間をください。絶対に何とかします」と。
本当になんとかなるのだろうか?なぜ栗山監督は斎藤佑樹は擁護するが、大谷翔平は批判ばかりなのか?扱いの違いに大きな疑問が残る。
斎藤佑樹と大谷翔平
コメントの違い
栗山監督はとにかく大谷翔平には厳しいし、まず褒めることはない。
「164キロを出しても打たれたら意味がない。」とか時にはバカヤローなんて発言も出て来る。
一方斎藤佑樹には、「ボクが悪いんです。」とか「彼は勝ち方を知っている。あともう少し。」など擁護の声しか出てこない。
栗山監督は、生涯独身貴族。えっ?もしかして・・・などとゲスな勘ぐりをしてしまうほど二人に対しての扱いが天と地ほど違うのだ。
なぜここまで扱いが違うのか?つまりそれだけ栗山監督が名監督ということなんだろう。
優秀な指揮官や成功している経営者ほど、人によって扱いを変えるもの。
ケツを叩かないと動かない人に対してはバンバンケツを叩く。一方多少は持ち上げてヨシヨシしてあげないとすねてしまう子には、つねに頭をナデナデとしてあげる。
完全に部下を掌握しているからこそ、彼は付き合い方を人によって柔軟に変えているのだろう。
大谷翔平はこんなもんじゃない。まだまだ成長する。伸び代が半端ないということを知っているからこそ、164キロくらいじゃ褒めることはない。
170キロを出しても決して褒めることはないだろう。それくらい彼に期待している。出来る人材だからこそ褒めることはない。
逆に監督に褒められた瞬間、大谷の成長は止まってしまうかもしれない。
一方斎藤佑樹の限界は既に把握しているのだろう。まだまだこんなものじゃないが、それほど大きな器では無いことは分かっている。
でもそんな小さな器でも、器の水は満タンにならない。少しずつ時間をかけて器が満たされる日を待ち続けているのだろう。
斎藤佑樹が本気になる日
とはいえ流石にもう後がない斎藤佑樹。
ポツンポツンと滴るしずくのようにゆっくりと器に水を溜めて来たが、世間はそんなじれったい行動にもう付いていく気はない。
常に若返りを求め新陳代謝を激しくすることで戦力を保つことに成功している日本ハム球団だって、これ以上彼をかばうことはしないだろう。
陽岱鋼も30代になる前に球団を後にした。ダルビッシュもそうだ。大谷も中田もしばらくしたらチームを離れるかもしれない。
彼だけがいつまでも結果を出せずに甘えられるわけがない。
斎藤佑樹復活という文字が紙面に踊ることがあるが、もはや復活ではない。てかどこに時点に復活するのかという話になる。
プロでは結果を出してない。高校時代の栄光は一度頭から全部排除し、プロの中での立ち位置を見つけなければならない年になる。
やっと本気になれる年。本気を出してもこれしか出ませんでした!という時は潔くユニフォームを脱ぐしか無いだろう。