松山英樹が圧倒的な強さで優勝した2016三井住友VISA太平洋マスターズ。
その一方でかつての絶対的王者ジャンボ尾崎こと尾崎将司は、2日目腰痛を悪化せて棄権してしまった。
もう69歳レギュラーツアーに出てるだけで凄いことだが、さすがにもう限界なんだろうか?
ジャンボ尾崎
レジェンドすぎる
ジャンボ尾崎の実績は今さら語るまでもない。
先日片山晋呉がツアー通算30勝を上げたが、ジャンボ尾崎は遙か先を行く通算113勝。
現在片山は43歳だがこのペースなら120歳までゴルフを続けても届かない。もうレジェンド過ぎて語りようが無いほど凄まじい。
全盛時のジャンボはとにかく負ける気がしなかった。
ドライバーは一人だけ異次元の飛距離を稼ぎ、アプローチのテクニックも抜群。それでいてパターが絶妙に上手い。
日本ツアーでは敵なし。唯一無二の存在だった。
だが海外に行くと日本で見せるジャンボ尾崎の強さは影を潜めてしまう。
メジャーでの最高記録も1989年の全米オープン6位。
まぁ今のようにグローバルな時代のゴルファーでは無かったから、日本ゴルフ界だけの最強プレイヤーでも良いではないか。
現在のジャンボ
バブル期のゴルフの象徴だったジャンボ尾崎だが、年令を重ね当然のことながら全盛期の姿からはかけ離れてしまっている。
腰痛が慢性的になっているのだろう。ドライバーを杖代わりに歩き、腰に当てながら歩く姿は老人のそれの姿。
もう若くないんだから当たり前なのだが、あの頃のジャンボを知っている世代から見れば、ジャンボも老けたなぁとつくづく思わされる。
それでもジャンボの存在感は衰えていない。
時には若手と変わらないようなドライバーショットを放つこともあり、その辺りはさすがに昭和のスーパースター。見せ所を心得ている。
マナー違反は?
全盛期からジャンボ尾崎は愛煙家。
ティグラウンドでも、フェアウェイでも常にタバコをふかしながらプレイしている姿が印象的だった。
しかし時代は変わった。
ゴルフ場でも禁煙、分煙が進み、特に多くのファンが集まるトーナメントでは禁煙が当たり前になっている。
テレビ中継でもゴルフ場でプロゴルファーがタバコを吸っているシーンは一昔前の映像でしか見かけない。
だがそんな事はジャンボ尾崎には関係ない。
禁煙エリアだろうがプカプカとタバコをふかしながらプレイを続ける。これがジャンボスタイルだ。
ゴルフ界のレジェンドに対して、今さらマナー違反なんて野暮なことは言うのはよそう。
もう69歳。ジャンボの姿がトーナメントで見られるだけで幸せだよ。
いつまで現役を続けるのか分からないが、レギュラーツアーでエージシュートが狙えるのはジャンボくらい。
まだまだ元気な姿をファンの前で見せて欲しい。