DeNA山口俊に巨人が総額6億円で猛アタック!沢村の替りって本当なのか?


FA宣言したDeNA山口俊に対し、巨人は交渉解禁日初日から猛アタックをかける意向だ。

出来高を含め3年総額6億円ともいわれる高待遇。さらに引退後の待遇に不安を感じている山口に対しては手厚い待遇を用意するのではないだろうか?

ここまで山口に熱烈オファーをかける理由は何なのだろうか?

山口俊へのオファーの理由

沢村の替り

一説には巨人は沢村のクローザーを見切り、新クローザーとして山口を採用したいと考えているとの声も。

確かに経験豊富な山口であれば、絶対的クローザーに収まるかもしれない。

しかし、巨人が欲しているのは先発ローテーションなんじゃないだろうか?

菅野、田口は来年も先発ローテーション確実だが、この二人以外は内海34歳、大竹33歳というベテランに委ねてきた部分が多い。

北海道日本ハムファイターズから吉川を獲得したが、吉川も今年1年間先発ローテーションを守れていない。

となれば、1年間ローテを守り続けられる投手の獲得が急務。

クローザー候補は沢村がいるし、もし沢村が機能しない時はマシソンがいる。

山口は先発に転向してからのほうがピッチングに安定感が出てきた。今さら不安なクローザーに戻すことはまず考え難いだろう。

野手ではなく投手

今年のFA史上には糸井嘉男と陽岱鋼という2人の大物外野手の名前がエントリーした。

しかし巨人はこの二人には興味がないようだ。

明らかに野手よりも投手力の補強を目指している動きが見て取れる。

2016年のドラフトは、大物即戦力右腕の獲得を目指したがあえなく抽選漏れ。

それでも投手は残っていたが、方向転換し内野手の吉川を指名。

この時点で即戦力の投手は、他球団から補強しようという目論見はあったのだろう。

またFAで野手を獲得してしまうとポジションが1つ確定してしまい、若手の育成を阻んでしまうことは、既に何度も痛い思いをして経験している。

そのためFAでは野手よりも投手の獲得に前向きになっているのかもしれない。

貧打への諦め

今年もチーム打率251と貧打に泣いた巨人。

来年この打線が底上げできるか?となると、戦力補強をしてないのだから普通に考えれば困難だろう。

キャリアハイの坂本が来季も引っ張ってくれればチーム打率向上の牽引にはなるが、衰えつつある阿部、村田、長野が来季もレギュラーだろう巨人打線がいきなり強化されることはない。

となれば貧打は受け入れるつもりなのかもしれない。

貧打を解消する方向よりも、貧打を防御率で耐え抜こうという、シーズン開幕前から守りの姿勢を取っている。

でもこれは仕方ない。来年いきなり3人も4人も3割打者が育つ訳がないし、いきなり阿部、村田を押しのけるようなイキのいい若手もいない。

打線は年月をかけて徐々に入れ替えるから、当座は投手力で凌ごうぜ!まぁ来季もエース菅野は援護のない日々が続くのだろう。