我らが巨人軍は長いシーズンが終わり、いよいよ熱いストーブリーグに突入する。
2014年はクライマックスシリーズファイナルで敗れ、2015年はヤクルトに優勝をさらわれ、今年は広島カープにぶっちぎられた。
原前監督が優勝したチームは年々戦力が落ちていくと言っていたが、まさにその通り、恐らくこのまま補強をしなければ、来季CS争いすら危ういかもしれない。
それほど他チームの戦力が伸び、巨人は衰退している。
今巨人に必要なのは、育成待ちではなくカンフル剤的な大物の補強だ。
糸井か?陽岱鋼か?
糸井なのか
今オフ最大の目玉は糸井嘉男。
鉄人という異名を取る糸井だが、35歳にして53盗塁を記録するなど誰もが認める本物の鉄人。
昨年は不調に苦しんだが、今年は打撃部門全てで復活し、さらに走力まで磨きをかけまだまだ進化している姿を見せつけている。
そんなチームの柱である糸井は、果たしてFA宣言してオリックスを離れるのか?
北海道日本ハムファイターズから電撃トレードが発表されたのが、2013年の年明け。
なのでオリックス在籍は4シーズン。
2014年は優勝争いを繰り広げ、あと一歩で優勝という位置までたどり着いたがその後チームは低迷している。
オリックスにそれほど執着がないのであれば、FA宣言し移籍の道を選ぶだろう。
現在阪神と巨人が名乗りを上げているが、どちらが獲得することになるのだろうか?
東京に住居を持ち、単身赴任中のため在京の巨人が有利という声もあるが。
糸井の最大のネックは年齢。
現在35歳で来シーズン中にも36歳という年齢になる。
FAで獲得する以上、阪神は金本のように巨人は小笠原のようになって欲しいと願うはず。
果たして糸井があと何年今のままのパフォーマンスを見せられるか?そこを両球団がどう評価するかが獲得の分かれ目になりそう。
陽岱鋼なのか?
もう一人の目玉は陽岱鋼。
これからクライマックスシリーズを争い、順調なら日本シリーズへ進む陽岱鋼。
今は目先のシリーズに集中しているだろうから、FA宣言は後回しだろう。
走攻守全てにおいて高いレベルを誇る陽岱鋼。
年齢は年明けに30歳になるが、まだまだ十分活躍してくれる若さが魅力。
ただ元々地元九州のソフトバンク志望だったため、ソフトバンクが名乗りを上げた場合、獲得は難しくなるかもしれない。
そして陽岱鋼のもう一つのネックは三振数の多さ。
実はパンチ力はあるのだが毎年100以上の三振を積み重ねてしまう粗さも持っている。
何かと叩かれる機会の多い巨人に来ると、その辺りで叩かれストレス満点になってしまうと困りモノ。
巨人が必要とする人材
巨人としては、阿部、村田、長野と中心選手が30代となり、若返りが急務な状況。
となれば糸井よりも陽岱鋼に食指が伸びるかもしれない。
しかし今欲しいのは糸井だろう。
理由としては俊足強打、そして出来れば左打者の方がいいという事。
そして何より若手の手本となるような人材の獲得。
長く働いて欲しいという思いより、次の世代が出てくるまでの繋ぎ的役割も担ってほしい。
となれば最終的には糸井にターゲットを絞るのではないか?