DeNAの番長三浦大輔がヤクルトとの引退試合に臨んだ。
結果は10失点で見事な?KO劇を見せてくれた。
残念ながら元中日ドラゴンズの山本昌に並ぶ24年連続勝利はならなかったが、負ける時はボコボコに打たれるこれも番長三浦らしい幕引きなんじゃないだろうか?
三浦大輔引退試合
ヤクルト打線
引退試合という場で、ヤクルトの強力打線はさすがに厳しかったのか?
いきなりのピンチは神山田哲人をダブルプレーに打ち取り最小失点で凌いだが、2回に高卒ルーキー広岡にプロ初打席初ホームランという記録をプレゼントしてしまう。
しかしそこから逆転するのが今年のDeNAの成長ぶり。
その裏一挙5得点でもしかしたら?という場面を提供したが、三浦は踏ん張りきれず次々と得点を許し最終的には10失点。
だがラミレス監督は交代させない。
6回の三浦の打席が終わり、ここで終わりかと思われてもまだ代えない。
7回最後の最後、雄平を三浦大輔の一番の特徴であるスピンのかかったストレートで三振を奪い、25年の現役生活に幕を閉じた。
ラミレス監督の素晴らしい演出でハマのエース最後の登板を盛り上げてくれた。
一球団
横浜一筋25年で現役を終えた三浦大輔。
一昔前は一つの球団に長く在籍するのは、ある意味当たり前だったが、今後三浦のような投手が一つの球団に居続けることはあるのだろうか?
中日ドラゴンズの山本昌も29年間中日一筋で貫いたが、特に一線級の投手の場合、このようなケースは少なくなっていくだろう。
今ではある程度NPBで実績を積んだ投手は、全盛期を迎えた20代後半にメジャーへと旅立ってしまう。
ダルビッシュも田中将大も前田健太も。
高卒の投手でチームを支えるバリバリのエース級に育った投手は、メジャーでも宝の山。
全盛期にメジャーでどれだけ活躍できるのか?投手なら誰しも勝負してみたいだろうし、年俸も日本とは桁違い。
広島からドジャースに移籍したマエケンも、入団前のメディカルチェックでケチが付き、出来高込みの契約とかなり安く買い叩かれたが、終わってみれば出来高をほぼ満額ゲットし年俸総額は11億円超とも言われている。
そのまま広島に居続けたら良くても年俸は4億円程度だっただろう。
金額も違うし規模も違う。メジャーの魅力には残念ながらかなわない。
それだけに1つの球団で25年もずっと顔であり続けた三浦大輔の功績は大きい。
あのリーゼントが監督になったらまたさらに盛り上がるだろう。
番長三浦大輔25年間本当にお疲れ様。感動をありがとう。