全米オープンテニスで錦織圭がリオオリンピック金メダリストのマレーを破る大金星を上げた。
これで久しぶりのメジャー大会ベスト4へ進出。
準優勝したこともある相性のいい全米オープンで頂点に立つことは出来るのか?
メジャー大会
苦しむ錦織
一昨年、同じ全米オープンで錦織が決勝まで進むと日本中が錦織フィーバーに湧いた。
普段テニスを見ないような人達がこぞってテニスに注目し、有料放送の加入者も急激に増えたらしい。
錦織効果は一体いくらになったのだろうか?
しかし決勝で格下と思われたチリッチに敗れてしまい、日本人初のメジャー大会制覇は残念ながら達成されなかった。
だが、世界ナンバーワンのジョコビッチを破り、決勝まで進んだのだからもうメジャー制覇は目前だろうと誰もが信じていた。
それがそう簡単に行かないのがスポーツの難しいところ。
メジャー大会ではベスト8までは進むが準決勝、決勝まで進むことが出来ない。
マスターズ・トーナメントでも決勝まではいくがジョコビッチという高い壁にいつも跳ね返される。
そんな日々が続いたが、錦織は決してくさるどころかどんどんレベルを高めてく。
リオオリンピックでもマレーに破れ金メダルはならなかったが、日本テニスに銅メダルという華々しい成果を与えてくれた。
最後の壁は
さぁ錦織に残された最後の壁は2つ。
準決勝を乗り越え、また決勝の舞台に立って欲しい。
そこにはやはりラスボスが待ち構えているかもしれない。
そう最大の壁ジョコビッチ。
マスターズ・トーナメントでは何度も何度も跳ね返された壁。
んがしかし、今回はその壁が最後に出てこないかもしれない。
どうやらジョコビッチは手首を負傷して本調子ではないらしい。
今回の全米オープンでは、不戦勝が多くラッキーが続いているが、今の錦織はラッキーで勝てる相手ではない。
しかも絶好調と言われていた金メダリストのマレーを撃破した勢いがある。
今ならジョコビッチだろうが、どんな壁だろうが一気に乗り越えていきそうな気がする。
野球のタイトルもメジャー大会の優勝も一度逃すと中々チャンスは巡ってこない。
2年前のビッグチャンスを逃した錦織は、痛いほど理解しているだろう。
最後の大きな壁を乗り越えるまであと2つ。
歴史的な瞬間がついに訪れるかもしれない。