エース菅野で負けたから8月26日は巨人の終戦記念日


終わった。何もかも・・・。

絶対に負けられない闘いに敗れてしまった。

三連勝しかない。いや三連勝しても逆転の可能性は極めて低い。

その条件すら満たせなかった。当然カープにはマジック点灯

もう逆転優勝なんて虫のいい事は言えない。

現実を受け止めるしか無いのか?

逆転優勝が消えた日

エースと4番

この日も仕事の真っ最中。

試合の経過を伝えてくれるのは、いつものスマホの一球速報。

巨人の先発はエース菅野。

菅野はいつも通り初回からゼロを並べる。当たり前の光景のように思える。

そして4回裏頼れる4番のバットが火を噴く。

阿部慎之助の2ランホームラン。

2年続けて防御率1点台の菅野だぜ!これはもうこの試合貰った!後は明日勝つだけだ!

と思った数分後、更新ボタンを押してみると信じられない数字が目の前に飛び込んできた。

5対2・・・逆転されてるやん!!

まさか菅野が5点も取られるはずがない。まさか菅野にアクシデントが?

なんてことはない。ただ単にカープ打線の集中打を浴び、崩れていただけだった。

4番がキッチリと仕事をし、エースが打ち込まれて負けるんだから、これぞ完全なる力負け。

もう言い訳は出来ない。

カープの団結力

今年のカープのここまでの躍進を誰が予想しただろうか?

去年のカープは確かに優勝候補だった。

男気黒田がNPB復帰。そしてエースマエケンとの2本柱。

もしかしたらカープが行っちゃうんじゃね?と思われたが、もしかして行っちゃったのはヤクルトだった。

そして今年はマエケンがメジャーへと旅立ってしまった。

エースが抜けた穴はデカすぎる。

いやしかし、主力級が抜けてことで逆にチームに団結力が生まれ、不思議な力を生むことがある。

この例が正しいのかどうかはわからんが、1995年のヤクルトスワローズの例もある。

その年長年4番を努めた広澤克実とホームラン王を獲ったジャック・ハウエルが巨人に移籍。

チーム力の低下が懸念されたが、下馬評を覆し優勝まで駆け上がった。

今年の広島もマエケンの穴は厳しいのではないか?と言われていたが、全くそんな心配は杞憂だったようだ。

マエケンの穴は野村でしっかりと埋まり、打線も驚異的な繋がりを見せる。

特に象徴的なのが8回の追加点。

エース菅野をマウンドから引きずり下ろし、出てきたのは筋肉セットアッパーの戸根。

しかしその筋肉を見るも無残にミンチにしてしまったのが、躍進広島の中心的存在菊池と丸の菊丸コンビの2連発。

この苦しい状況で、2者連続ホームランが出るのだから、完全に勢いが違う。

残りマジックは20。

マジックが出てからが苦しいのは嫌というほど体験しているが、今のカープの勢いならばあっという間に無くなってしまうかもしれない。

今年のカープは羨ましいほど美しく、そして強い。