巨人は延長までもつれ込んだ接戦を落とし連勝ストップ。
一方の首位広島は6連勝。ここにきて二弾ロケットに点火したように優勝へ向けて爆進し始めた。
巨人が連勝を続け、広島が連敗を続けない限り追いつかないのだが、広島が連敗する気配が無くなってきた。
広島の強さ
外国人助っ人
ヤクルトと並び格安の外国人助っ人を獲るのが上手い広島だが、今年はここまで当たり外国人助っ人ばかりになっている。
故障で離脱していたがエルドレッドにルナ。
投手はジョンソンにジャクソン、そして先発でも結果を出したヘーゲンズ。
ここまでみんなが当たりまくるとチーム力は格段に上がる。
1人2人が活躍するケースはよく見かけるが、ここまで全員が活躍するというのは珍しいのでは。
巨人がオーバーテイクするには
完全に波に乗ってしまった広島だが、乗せてしまったのも巨人。
やはりあの試合を落としてしまったのは、決定的だったのかもしれない。
しかしまだ終わったわけではない。
まだ可能性がある限り最後の最後までくらいついて欲しい。
しかし、厳しいのはここのところ勝利の方程式が確立出来なくなっていること。
ここ数年の巨人を支えていたのは、間違いなく盤石の投手陣だった。
その中心にいたのは何と言っても山口鉄也。
どんなまずい料理でも、山口鉄也という調味料をふりかければなんでも美味しくなるような、魔法のような存在だった山口鉄也が、今年は打ちのめされている。
昨夜も最後突き放されてしまったのは山口。
そうついに巨人が頼りきっていた山口という魔法の効果が薄れつつあることは、いい加減受け止めなければならない。
あれだけ山口に依存していたんだから、そろそろ他がカバーしなきゃイケないんだよ。そんな事はわかってる。
これだけ好調の広島を追い抜くには、さらに上を行くしか無い。
しかし山口の魔法はもう使えない。
となればもう一つ魔法がかかるのを待つしか無い。
つまり状況は最早は魔法とか神頼みするしかないレベルまで来ている。
何か大きな魔法がかかればイイのだが、今の手持ちのコマではそんな魔法は見当たらない。