ここのところまた足踏みしてしまった巨人軍。
しかし2軍は絶好調。イースタンリーグ記録の更新はならなかったが、怒涛の14連勝。
イースタンリーグではもちろんぶっち切りのトップ。
その立役者の一人となっているのは、ルーキーの重信慎之介だ。
重信慎之介とは
巨人がドラフトで選んだのは?
昨年6大学リーグには左の好打者がいた。
「ヨシノブ2世」と呼ばれた慶応大学の谷田成吾、そして早稲田大学のスピードスター重信慎之介。
巨人がドラフトで選んだのは、俊足が売りの重信慎之介だった。
オープン戦で猛アピールを見せた重信は、見事開幕1軍切符を手にした。
んがしかし、シーズンが始まると思うような打撃が出来ず、打率は1割台と低迷。
そのまま2軍生活となってしまった。
重信慎之介が目指す姿
身長173cmと小柄な重信は当然ながらパンチ力がない。
1軍の球威のある投手の球を引っ張って長打出来る力が無いため、三遊間は狭められ、レフトも前に出る。
外野の上を越えるような打球を打つ力のない重信は、次第にヒットゾーンを狭められ凡打を重ねて入った。
小柄な左打者ならこの壁を乗り越えていかなければ1軍では活躍できない。
確かに50メートル5秒7という俊足は大きな武器であり魅力だが、塁に出ないことにゃあ始まらない。
だから重信がプロで活躍していくのであれば、たまには外野の頭を超えていく打球を打つ力をつける必要がある。
世界の盗塁王福本豊もキャリアハイでは21本ものホームランを記録している。
そう重信は長打力という武器もちらつかせていかないと1軍に定着するのは難しいだろう。
長打力をつける方法
長打力をつけて重信の俊足を活かすには2つの方法がある。
純粋にパワーを付けて、打球の角度をつけること。
そしてもう一つの選択肢はスイッチヒッター。
そう巨人のV9を支えた柴田勲、そして青い稲妻松本匡史のような姿だ。
最近二刀流の大谷翔平は話題に上がるが、スイッチヒッターに挑戦する選手は減っている。
今1軍でスイッチヒッターとして活躍しているのは、楽天の松井稼頭央くらいではないだろうか?
重信のバッティングを見ていると、左打者のままで長距離が打てるようになる姿はあまり想像できない。
それならば、最近誰も挑戦しないスイッチヒッターにチャレンジしてみるのも1つの手なんじゃないだろうか?
確かに大卒の選手がスイッチヒッターに挑戦するのはかなりのギャンブルかもしれない。
んがしかし、全てが揃っている訳ではない選手が巨人のレギュラーの座を勝ち取るには、何かしらのギャンブルが必要不可欠だ。
今年のオフ、重信がギャンブルに挑戦するのであれば、重信のレギュラー定着にMAXベットしてみたい。