エース菅野が登録を抹消され、ローテーションにぽっかりと空いた心の隙間。
その隙間を埋めるために2軍からやって来たのは江柄子裕樹。
そう原前監督にエガシラと呼び間違えた珍しい名前のあの男だ。
江柄子裕樹って
都会っ子
江柄子は、渋谷区育ちの都会っ子。
明治大学を経て、社会人を経て、ドラフト6位で巨人に入団。
その年のドラフト1位と言えば・・・この話題にはここでは触れるのはやめておこう。
ドラフト7位に田原がいるが、この年はドラフト下位指名の選手たちが活躍している年になる。
1軍でもちょこちょこ登板していたが、セットアッパーでも先発でもまだ定着しきれていない。
しかし、そんなエガちゃんの2軍の成績はびっくりするほど素晴らしい。
18試合に投げ9勝1敗、防御率1.80。
例え2軍とはいえ圧倒的な数字だ。
ちなみにオレが今年期待していた小山は、3勝3敗で防御率2.24。何してんねん!ってほど悪くはないか。
これだけの数字を残しているのだから、1軍でも使いたくなる。
神山田哲人がいないとはいえ、強力ヤクルト打線相手に3失点で凌いだのだから今期中にもう一度くらいチャンスはあるだろう。
菅野に続く先発右腕
昨年から巨人の不安点といえば貧打と先発投手。
中継ぎ以降はかなりコマが揃っているのだが、先発が試合を作れないため、中継ぎに負荷がかかり、競ったゲームを落としてしまう。
やっぱり先発投手は、最低5人安定して欲しい。
内海、田口、マイコラス、大竹がある程度安定してきた。
ただここで菅野が抜けてしまうともう1枚の札はグンとランクが下がってしまうのが悩みモノ。
もう一人右のエース級が現れて欲しいなんて贅沢を言ってみる。
ルーキーの桜井くんが一番なのだが、今の状態だと菅野の穴を埋めるのはエガちゃんだろう。
制球力もまし変化球の精度も高くなってきている。
何より2軍であれだけの成績をあげているのだから、間違いなく自信を持って投げている。
2軍で結果を出した選手は絶対に1軍でチャンスを与えなければならない。
でないと選手は腐ってしまう。
もう一度勝負どころは必ず来る。その時信頼できる投手のコマはあればあるほど助かる。
エガちゃんには2軍に落とされたからといってここで腐らず、もう一度1軍の舞台で華麗な三点倒立を見せて欲しい。
頑張れエガちゃん!!