北海道日本ハムの斎藤佑樹はこのまま終わる選手じゃない


巨人の連勝は2でストップ。

やはり8連勝で止まってしまった代償はデカい。

11ゲームもの差を縮めるには二桁連勝レベルの爆勝ちを続けなければならないのだが、プロの世界で二桁以上に乗せるには相当の勢いが必要。

その勢いを失ってしまうと、またさらにダッシュをかけるのは難しい。

そんな中、巨人の2軍は12連勝しているらしい。そしてその12連勝を演出したのが先発の斎藤佑樹だった。

斎藤佑樹はこのまま終わるのか?

2軍での成績

通常の選手は2軍で圧倒的な数字を残し、それが評価され1軍に抜擢されるもの。

同じチームの中田翔がその典型。

ファームでホームラン記録を更新して、鳴り物入りで1軍に抜擢された。

しかし斎藤佑樹は、2軍で圧倒的なパフォーマンスを見せるわけではない。

下手すりゃ2軍でもコテンパンにノックアウトされ、その数日後1軍に、何てことがある稀有な存在だ。

そして1軍に行くとしばらく「おっ」という投球を見せるが、やっぱり打ち込まれ2軍に逆戻り。

そんなルーティンをこなす王子も今年で6年目。正念場で崖っぷちだというのに王子は相変わらずマイペースだ。

最強世代の代表

斎藤佑樹は最強世代と呼ばれた黄金世代の代表格だった。

ヤンキースの田中将大、ドジャースの前田健太、現在首位打者の坂本勇人、そしてハンカチ王子。

メジャーのローテーションの柱になっている同級生、チームの顔になっている同級生、そしていつまでも変わらぬ姿の王子様。

もう斎藤佑樹はこのまま終わってしまうのだろうか?

早実のエースとして甲子園を制覇し、そのまま早稲田大学のエースへ。

そしてドラフト1位で北海道日本ハムへ。

順風満帆だったのはそこまで。そこから先は苦悩の連続。

あの頃の輝きを取り戻せないまま、時ばかりが過ぎていく。

プロ6年目でこれでは、今後化ける姿を想像するほうが難しい。

コツコツとコイキングを集め続けたらギャラドスに進化してくれるのなら集め続ける。

しかし、2軍戦や1軍の中継ぎ経験をコツコツと集めても王子が真のキングに進化することは無いようだ。

このまま終わらせない。

プロ野球に斎藤佑樹という爪あとを残したいのなら、今の意識を全て変える、己の肉体を改造する、それこそ死ぬ気で野球と向き合う、それくらいの勇気が必要だろう。

佑樹にその勇気があるのなら、あの頃の輝きのかけらくらいは取り戻せるはずだ。

絶対に絶対にこのまま終わってほしくはない。

ファンの皆はその姿を期待しているはずだから。