コチラの記事でお伝えした20代前半の女性巨人ファンの推しメンは小林誠司なんだそうだ。
野球選手とは思えないようなスラっとした体型、サラッサラの髪型、シュッと通った鼻筋。
もちろん女子が喜ぶのは間違いない。が、巨人の正捕手は向こう10年小林でイイのだろうか?
小林誠司の守備力
捕手に求められる能力
確かに小林誠司の肩は半端ない。
キャッチャー版のレーザービームと呼びたくなるほどの超がつくほどの強肩は、彼の一番のアピールポイント。
まだプロ3年目で経験値が少ないために、キャッチングやインサイドワークには課題が残るが、3年目のキャッチャーであれば文句なく一流だろう。
今シーズン、ケガをして休んでいる時、久しぶりに相川の守備を見たが、ピッチャーへの返球は荒れるは、ボール捕る前の動きが大きいわ、小林の方が上手いんじゃね?と素人目に差が見えた。
となればやはり正捕手は小林誠司なんだろうが、どうしてもあの打撃の捕手を正捕手に据えるのはどうかと考えてしまう。
打てる捕手か?守れる捕手か?
今年の小林の現時点の成績は、打率210、ホームラン1本、打点20。
貧打巨人を象徴しているような成績なのだ。
この成績では、セ・リーグの場合ピッチャーが二人いるのと変わらなくなってしまう。
守れる捕手か?打てる捕手か?という議論になると、多くの監督は守れる捕手と言うが、それって本当なのだろうか?
あの名将と言われた野村克也も守れる捕手を優先するというが、実は野村監督がリーグ優勝したチームでは必ず打てる捕手がいる。
野村克也自信と古田敦也。
つまりあの野村監督でさえ、打てるキャッチャーでしか優勝していないのだ。
ここ数年、常勝巨人を支えてきたのは間違いなく強打のキャッチャー阿部慎之助。
やはり打てるキャッチャーこそがチーム力を底上げするのではないだろうか?特に投手が打席に立つセ・リーグでは。
もちろん今後小林誠司が覚醒する可能性も否定はしない。
だがバッティングは練習して簡単に上手くなるものではないと思っている。
打てるキャッチャーの守備力向上を待つか?打てないキャッチャーの打撃力向上を待つのか?
前者の方が確率は高いのではないだろうか?と思いながらも、小林の可能性にも期待してしまう自分もいる。