5月21日は巨人打線が初めてLINEで繋がった記念日


先日、久しぶりに再開した同僚5人と飲みに行った時の話だ。

そのうちの一人がスマホをついに格安スマホに切り替えたという話題を振ってきた。

へ~~、どれくらい違うの?全然変わらない?ちゃんと繋がるの?などいろいろな質問が飛び交ったが、ただ一人想定外の質問をする男がいた。

「てことは、メールアドレス変わった?」

メールアドレス?今時携帯のメールアドレスなんて使っている人いるのか?今時みんな連絡はLINEだろ!

と思っていたらその男、未だにガラケー愛用者だったのだ。

LINEの時代

繋がる喜び

携帯メールなんて送ってくるのは、実家の両親とスパム事業者だけ。連絡はほとんどLINE。スマホ時代の当たり前のど定番。

連絡取るのにLINEほど便利なツールはない。グループを作れば一斉に情報を共有できるし、画像送付も動画送付もサクサク動く。無料電話も使えるし、会話が面倒ならスタンプでやり取りすればいい。なんて便利なんだ。メールなんてやめてみんなLINEで繋がればいいじゃん。スマホをフリフリすればみんな繋がるんだから。

そうみんな願っていた。巨人の下位打線もスマホをフリフリしてLINEとなって繋がってくれれば。

坂本が出塁し、阿部が死球を選ぶ。さらにマギーが繋いでくれた。さぁ上手く行けばビッグイニング。頼むぞ長野!!

しかし、頼みの長野は空転し続けた。外の変化球がくれば、ボールと全く無関係の場所で素振りをしているような空振りをしてくれる。ようやくバットに当たったかと思えば、ショートの真正面。おあつらえ向きダブルプレー。

その後も6番打者は中井、亀井、と選手が入れ替わったが、何かの呪いにかかったかのように金縛りにあってしまう。

3割中盤の高打率の坂本、打点王争いに加わる阿部慎之助、ついに坂本を抜き首位打者に踊り出たマギー。脅威のクリーンアップの後ろにポッカリと空いたエアポケット。この空間さえ埋まれば、巨人打線は強力なLINEを形成できるのに。

開幕から40試合、6番打者が1つも打点を上げていなかったある意味驚異的な核家族打線。その打線をようやく繋げたのは北の大地からやって来た新参者だった。石川慎吾、そうダイナマイトシンゴだ。

ダイナマイトというニックネームはダテじゃない。打線を爆発させる起爆剤。まさにその名前通りの効果を発揮した。マギーのツーベースに続いたダイナマイトシンゴのツーベース、さらに不振の中井大介もツーベースで続く、さらにもっと不振の小林誠司が進塁打、投手を経て、1番の長野がタイムリー。

クリーンアップ以外、一切期待できなかった打線が、初めて線として繋がりだした。

時を同じくして、絶好調だった坂本勇人の調子が下降気味。阿部慎之助もお疲れ気味。

今こそクリーンアップにおんぶに抱っこだった下位打線が威力を発揮する時だ。

繋がる喜びを感じることが出来た5月21日。下位打線が繋がり出すと、クリーンアップは超強力。さぁここから巨人の進撃が始まるぞ!