巨人20億円大補強の大本命は実は石川慎吾だった!


2017年シーズン。周囲からのバッシングも無視し、なりふり構わず大補強に打って出た巨人軍。

推定20億円とも30億円とも言われているが、周知の通り補強した人員は現時点では完全なる不良債権。

陽岱鋼は5年で15億円、山口俊は4年8億円、森福允彦は3年4億円。もちろん全員全く戦力になっていない。

日本ハムからやって来た吉川光夫も年俸9千5百万円。これまた2軍。

誰一人補強の意味を成していないが、ただ一人移籍組の日本人で孤軍奮闘している男がダイナマイトシンゴこと石川慎吾。

もしかして補強の大本命は石川慎吾だったのか?

石川慎吾が大本命

副賞的存在

古い話になるが1996年の第63回日本ダービー。

当時はサンデーサイレンス産駒が日本競馬界を席巻し、重賞レースやG1レースを一人勝ちしていた頃だった。

その年の日本ダービーの1番人気は皐月賞を熱発で回避した後の菊花賞馬ダンスインザダーク、2番人気は皐月賞で2着に入ったロイヤルタッチ、3番人気は皐月賞を制したイシノサンデー。もちろん全員サンデーサイレンスの子供達。

その頃のサンデー旋風は凄まじく、もうサンデー以外がダービーに絡むわけがない。だけどイシノサンデーは距離に不安がある。もう間違いない。当時のオレは貧乏生活だったが、なけなしの金を叩いてダンスインザダークとロイヤルタッチの2頭に大金をぶち込んでやった。

初めて大金をぶち込んだオレは手に汗を握りながら、水道橋WINSの大画面にかじりついた。

府中競馬場の大ケヤキを過ぎ、迎えた直線大方の予想通りダンスインザダークが先頭に立つ。ロイヤルタッチはどこだ?後はサンデーワンツーなら的中だ!!

と思っていた矢先、音速の末脚を繰り出し、ダンスインザダークを豪快に差し切った馬がいた。その馬の名はフサイチコンコルド。

わずかキャリア2戦の伏兵が日本ダービーの頂点に登りつめてしまった。

マジか・・・せっかくぶっ込んだ馬券が紙切れに。。え?ちょっと待てよ。フサイチコンコルド?もしかして・・・

実は、俺的本命はダンスとタッチ。だけどヘタレなオレは他に数点保険を欠けていた。フサイチコンコルドからダンスインザダーク。あれ1000円買ってるじゃんw

投資金全ての回収は出来なかったが、大負けだけは回避することが出来た。

そんな保険的馬券が当たった感、買っといて良かった全然期待してなかったのに。的存在なのが今の石川慎吾だ。

大田泰示の代替品

長く未完の大器として温め続けた大田泰示を断腸の思いで北の大地に送り出した。その代替要員には活躍してもらわないと困る。だが吉川光夫は大田の代償といえるほどの活躍は見せていない。

え?それじゃ出し損じゃん。大田もう少し我慢すりゃ良かったじゃん。このままじゃ吉川に非難の声が集まるところだったかもしれない。

でもそんな声を圧倒する活躍を見せてくれているダイナマイトシンゴ。

ついに打率を3割に乗せ、ホームランも2本、打点も6。なんと石川慎吾がホームランを打たなければ、巨人の外野手は誰一人ホームランを打っていないという悲しい惨劇。

そんな苦境を全て塗り替えてくれている石川慎吾。

大田泰示も岡本和真も橋本到もみんなチャンスを貰ったのに結果を出せなかった。だけど石川慎吾だけはキッチリ結果を出している。

もうFA組なんかに期待しない。今シーズン巨人補強の大本命は石川慎吾と言ってもいい!それほどの期待感を持たせてくれる。

センター立岡、レフト石川と実は地味に移籍組。二人共期待されて巨人に来たわけじゃない。どちらも副賞的存在だ。

そんな副賞的存在が今年は巨人に波乱を起こす。ついでで買ってた馬券が実は大本命。あー買ってて良かった。取っといて良かった石川慎吾。