巨人ドラ1吉川尚輝3軍スタートは選手生命を脅かす致命傷になるか?


球春到来。NPB恒例の春のキャンプが各球団スタートした。

各球団話題のニューヒーローや新戦力に注目が集まる中、巨人栄光のドラフト1位吉川尚輝はコンディション不良を理由にひっそりと3軍スタートを切った。

ハッキリ言ってスタートダッシュは躓いた形。

この3軍スタートが吉川尚輝にとって決定的な致命傷にならなければ良いが。

吉川尚輝が勝ち抜くためには

史上最大の激戦区

かつてライブドアが隆盛だった頃、当時の社長だったホリエモンこと堀江貴文は、政界への進出を謀った。

当時からホリエモンはその歯に衣着せぬ物言いから、賛否両論が分かれ、特に高齢層にはあまり受けが良くなかったが、一方若い世代には絶大な信頼を得ていた。

そんなホリエモンであれば、通常の選挙区なら普通に当選していただろう。しかしあえてホリエモンが選んだ選挙区は、政界のドン亀井静香の地盤広島6区。

選挙戦は多いに盛り上がり、あの亀井静香をあと一歩まで追い詰めたが、残念ながら当選することは出来なかった。

それは空前の激戦区となった選挙区となった。

そしてそんな広島6区よりも熱い戦いが繰り広げられる激戦区が、巨人セカンド。

昨年ロッテから獲得したクルーズを中心に、FAで獲得した片岡、若い山本、辻、中堅の域に入るダブル大介藤村、中井、さらに外野やから出場機会を求め立岡に重信まで参戦しようとしている。

たった1つのポジションを8人で奪い合おうとしている。

しかし今のところそのセカンドの本命に挙げられるのはルーキーの吉川尚輝なのだ。

なぜこれだけ実績のある選手がいるのに吉川尚輝が本命なのか?

それは吉川尚輝がドラフト1位であること。そしてまだプロでの経験が無いため可能性があるからだ。

ドラフト1位は、とにかく優遇される。

当たり前だ。毎年数千人というドラフト候補の中からたったの12人だけしか選ばれない神の領域なのだ。

それだけの才能と可能性を秘めた逸材。だからこそ優先的に席は確保されるもの。たとえプロでの実績は無くとも。

クルーズは確かに上手いが性格に難がある。片岡はかなり前にピークを過ぎた感は否めない。

藤村、中井が今さらレギュラーを奪えるとは思えない。

立岡、重信という外野手が本職の選手がセカンドという難しいポジションをこなせる可能性は低い。

将来性があるのは山本か辻。そしてそれよりも大きな可能性を感じられるのが吉川尚輝なのだ。

とはいえ、スタートから3軍デビューとなり、オープン戦間に合わないとなると、ドラフト1位はの優先権は剥奪される可能性がある。

いざシーズンが始まってしまえば、やはり可能性よりも実績のある選手を使いたくなるのが心情。

いくら怠慢プレーがトレードマークのクルーズが凡ミスを犯しても、東京ドームの最上段に豪快なアーチをかけられたら外しにくくなるだろう。

吉川尚輝にとってドラフト1位優先権を行使できる期間はオープン戦までだ。

期限が切れてしまったら、単なる泡沫候補の一人にまで成り下がってしまう。

高卒ならまだしも、大卒ルーキーの吉川尚輝にとってノンビリ調整してる暇なんて無いのだ。