楽天のオコエ瑠偉が見事にビルドアップした身体を見せつけた。
一瞬中日→横浜→オリックスと渡り歩いたトニ・ブランコが帰ってきたのか?と思わせるの程の肉体。
プロ入り2年目になるオコエ瑠偉は、もしかして2017年大ブレイク候補の筆頭なのか?
オコエ瑠偉
身体能力
内野安打をツーベースにしてしまうような圧倒的なスピードで甲子園を席巻したオコエ瑠偉。
さらに9回ツーアウトから決勝2ランホームランを放つなどそのスター性も大きな魅力。
ただバッティングはまだまだ荒削り。打者として1軍のスタメンとして定着するにはもう少し時間がかかる。
高校通算37本塁打という記録からも、将来性を買っての評価というのは明らかに見える。
将来のスター候補、将来のクリーンアップ候補。確かオコエ瑠偉はそんな評価だったはずだ。
それが高卒のルーキーイヤーから1軍昇格を果たし、信じられないことにプロ初本塁打まで記録している。
高校通算65本塁打を放ち、将来の4番候補と期待された元巨人の大田泰示が1軍でホームランを打つのに4年もかかったというのに、この男はアッサリとハードルを飛び越えていってしまった。
やはりオコエ瑠偉の身体能力はそれほどずば抜けているのかもしれない。
ハーフのパワー
オコエはナイジェリア人の父を持つハーフ。
オコエのお父さんがどんな方かは存じ上げないが、確実にアフリカ系の身体能力の高いボディを受け継いでいるのだろう。
日本人は元来農耕民族だったからなのか、欧米式の食生活は合わないという意見は未だに存在する。
それが本当かどうか真実はわからんが、筋肉の付きやすい身体というのは確実に存在するはずだ。
現代はトレーニング方法も進化し、栄養学でも様々な発見がされている。
そのため、効率的に栄養を取り入れながら筋力トレーニングをすれば、誰でも理想的な身体に近づける。
でも持って生まれた身体能力が高い人が、さらに鍛え上げたとしたら、凡人はいくら鍛えても高みには近づけない。
そんなオーラをオコエには感じる。
今やプロ野球界の筋力トレーニングのパイオニアになりつつあるダルビッシュの教えを受け、今オフ鍛え上げてきたオコエは、明らかに別人になっていた。
体型だけを見たら、メジャーリーガーで数年プレイしてきたんじゃね?と思えるのほどの身体を作り上げてきた。
持ち前のスピードとスター性、そこにパワーあふれるバッティングが加われば、阪神に移籍した糸井の後を継ぐパ・リーグNo1外野手になれる存在かもしれない。
ぶっちゃけ高校時代のオコエを見た時、う~んスピードは魅力だけど、バッティングはプロでは厳しいんじゃね?と思っていたが、いかに自分の目は節穴だったかをオコエは来季思い知らせてくれるのかもしれない。