斎藤佑樹が原点回帰の甲子園の背番号1へ変更!背番号は大事な理由


北海道日本ハムファイターズの斎藤佑樹がプロ野球のエースナンバーと呼ばれる背番号18を返上し来季から1を背負うことになった。

斎藤佑樹の背番号1と言えば、高校時代甲子園を沸かせたあの伝説のユニフォーム姿。

あの時の輝きを取り戻して欲しい!という意味を込めた背番号1。斎藤は来季どんな思いで背番号1を背負うのか?

斎藤佑樹の背番号

背番号の変更

時に期待の大きすぎる背番号は、選手を苦しめることになる。

真っ先に思い浮かぶのは、今年長年暮らした巨人から北海道へと旅立った大田泰示。

荒削りの高卒スラッガーが託された背番号は、巨人で日本人最強のスラッガーとなり伝統のあるニューヨーク・ヤンキースで4番を務めるほどの大打者松井秀喜の55番。

他にもっと番号あったろうに。と今になれば思ってしまうが、大田泰示は55番のプレッシャーに押しつぶされてしまった。

入団1年目から二桁ホームランを打った松井、入団4年目にはタイトル争いをしていた松井、打撃三部門のタイトルを全て獲得した松井。

の後継者。タイプも違う、才能も違う大田の成長を阻んだのはもしかして背番号だったのかもしれない。

もう一人偉大な背番号に苦悩した選手がいる。阪神タイガース時代の広沢克己。

絶頂期のヤクルトを支えた四番打者広沢克己は、その後FAで巨人へ移籍。

しかし巨人での成績はパッとせず、恩師野村克也氏が監督を務めていた阪神タイガースへ移籍。

そこで託された背番号は31。

そうミスタータイガース掛布の背番号だ。

阪神ファンにとってまだまだ31は掛布の印象は強い。

バースよりも岡田よりも阪神といえば掛布。この番号は全盛期をとうに過ぎていた広沢には重すぎた。

持ち前の明るいキャラクターで阪神ファンにも愛されていたが、掛布の番号は無いだろ!という声も少なからず聞こえてきた。

背番号1

そして来季から斎藤佑樹が背負うのは背番号1。

日本ハムが北海道へ移籍し、最初のスタート、背番号1を背負ったのはもちろん新庄剛志。

圧倒的なキャラクターを前面に押出し、記録よりも記憶に残ったスタープレイヤー。

そしてその後を引き継いだのは、FAで巨人へ移籍した陽岱鋼。

陽岱鋼も派手なスタイル、派手なプレーを披露し、日本ハムの背番号1の座を汚すこと無く守り抜いた。

そんな背番号1は、もがき苦しむ斎藤佑樹の元へと渡った。

1からやり直せ!振り出しに戻った気持ちで!高校時代のピッチングを思い出せ!お前はハンカチ王子なんだ!

もはや洗脳の域に近いだろう。

だが北海道は温かい。

ドラフト1位で入団し、6年間でわずか14勝の男にまだ期待をかけてくれている。そんな思いが込められた背番号1。

真っ白な早稲田実業学校のユニフォームに縫い付けられた背番号1。

あの頃の真っ白な気持ちを取り戻すことが出来るのだろうか?まさに背水の陣。

斎藤佑樹のプロ野球生命をかけた1年が始まろうとしている。