ヤンキースの田中将大もマーリンズのイチローもWBC出場へ向けて球団から容認する意向があった。
選手本人が出場したいのなら、健康面に支障がないのならという条件のもと二人のWBC選出は可能となった。
今回の侍ジャパンのメンバーはただでさえ豪華キャストだが、メジャーリーガーがさらに加わり史上最強のメンバーになるかもしれない。
メジャーリーガーのWBC
メジャーリーグ
元々WBCには協力的だったメジャーリーグの各球団だが、第三回あたりからメジャーリーガーの参加が少なくなり盛り上がりにかけていた。
しかし第四回となる2017WBCでは、各メジャー球団も雪解けの感じになってきたようだ。
確かに自軍で高額契約している選手を一銭にもならない大会に出して、消耗したり壊されたりしては困る。
それならばいっそメジャーリーガー以外の選手達で争えば?となってしまうが、それでは世界大会の意味がない。
サッカーのワールドカップが盛り上がるのも、クラブリーグが代表の試合を優先させてくれるから。
野球も世界規模の大会にしたいのだったら、メジャーが積極的に参加してくれないといつまでたってもサッカーワールドカップには追いつけないだろう。
イチローは?
イチローが所属するマーリンズは、WBC参加を容認するようだ。
小久保監督は果たしてイチローを選出するのだろうか?
イチローのWBCといえば、何と言っても第二回の決勝韓国戦。
同点に追いつかれ瀬戸際まで追い詰められた延長10回の表。当時ヤクルトに所属していた林昌勇から放った決勝タイムリーヒットは日本中に感動を与えたシーンだった。
しかしあれから時は流れイチローは43歳になった。
今年見事な復活を果たしメジャー通算3000本安打を記録。だがその後は失速気味となり結局打率は3割を割り込んでしまった。
もちろん全盛期のイチローの姿ではないが、華麗な守備、そして経験値は誰にも負けないものがある。
精神的な支柱としても欠かせない存在になるだろうし、マーリンズが許可するのであれば間違いなく選出されるだろう。
田中将大は?
ヤンキースも田中将大のWBC出場を容認するらしい。
あのヤンキースがね?と素直に思ってしまったが、まぁ許可してくれるのならそれはそれでいいけど。
もちろんヤンキースのエース田中将大が加入するのは心強い。
WBCには第二回、第三回と出場しているし世界大会での経験も豊富。
今年は従来のフォーシームとスプリット、スライダー中心の投球にくわえ、ツーシームを巧みに操り投球の幅を広げたマー君。
マー君の存在が入ることにより先発陣はかなり分厚くなるだろう。
ダルビッシュは?
今のところダルビッシュが所属するレンジャーズからの正式な回答はないようだ。
ただダルビッシュは、トミージョン手術からのリハビリを終え、今シーズン中盤からようやく復帰したばかり。
まだリハビリの一環だろうから、さすがにダルビッシュをWBCに出場させることは許可しないのではないだろうか?
もちろんダルビッシュにも参加して欲しいところだが、今回は無理をさせたくない。これはレンジャーズ側も日本球界側も同じ気持ちなんじゃないか?
レンジャーズは果たしてどのような決断をするのか?