運命のドラフト会議大谷翔平は日本ハムと密約があったのか?


いよいよ運命の2016年ドラフト会議迫ってきた。

今年は大学生投手に逸材が多く、高校生もBIG4と呼ばれるほど粒揃い。

各球団がどんな戦略を見せるか?競合するのか?それとも一本釣りを狙うのか?今年もどんなドラマが繰り広げられるか注目が集まる。

そんなドラフト会議だが今や球界を代表する大谷翔平は、北海道日本ハムファイターズが単独指名。

実は裏で密約があったのだろうか?

ドラフト会議

ドラフトの裏事情

大谷翔平は、ドラフト会議の直前記者会見に応じた。

日本のプロ野球を経ずにいきなりメジャーリーグに挑戦するのか?それとも一度日本のプロ野球に挑戦するのか?

若干18歳の高校生に決断させるには非常にコクな選択だろう。

しかし大谷翔平は決断した。取り囲む記者に向かって「日本よりもアメリカへの憧れが強い」と宣言し、メジャーリーグ挑戦を断言した。

この姿を見て各球団は大谷翔平の指名を回避。

だが北海道日本ハムファイターズだけは違った。

その年のNo1の選手を指名する。という方針を崩さない北海道日本ハムファイターズは、入団拒否を覚悟で大谷翔平を強行指名。

単独での一本釣りに成功した。

コレに対して元DeNA監督の中畑清氏は、何か裏で密約があったのでは?と詮索してしまうとコメントしている。

果たして真実はどうだったのだろうか?

ドラフトの密約

単独一本釣りと言えば、巨人の桑田真澄を思い出さずにいられない。

その年のドラフトの目玉はKKコンビ。

超高校級スラッガーと呼ばれた清原和博と今も甲子園最多勝記録を誇る桑田真澄。

しかしその桑田真澄は、早稲田大学への進学を表明しプロ入りはしないとの意向を示していた。

そして迎えたドラフト当日。

巨人入りを熱望していた清原和博を当然巨人は1位指名するかと思われたが、なんと巨人の1位指名はプロ入り拒否の姿勢を見せていた桑田真澄。

当時ドラフト会議の司会を務めていたパンチョ伊東の「読売、桑田真澄」という声が響き渡ると、会場内は異様な雰囲気に包まれた。

巨人は汚い!絶対に裏で密約があったはずだ!清原の純粋な気持ちはどうするんだ!と罵倒の嵐。

だがそんな中、一人巨人の戦略にしてやられたと敬意を表する人物がいた。

それは当時西武のGM的役割を担っていた根本陸夫だった。

根本陸夫は、球界の寝技師と呼ばれるほど戦略的で時には強引な手段で選手を獲得していった。

西武の黄金期を築き上げ、その後ダイエーからソフトバンク王国への礎を築いた男。

そんな根本も脱帽するほどの桑田獲得撃は歴史に残る巨人のダーティなファインプレーなのかもしれない。

まとめ

大谷に密約があったのかもしれないし、桑田の時も裏で話が通っていたのかもしれない。

ドラフトの指名は確かに正々堂々行うべきなのだろう。

だが球団を強化する。良い選手を連れて来たい!のであれば、綺麗事だけでは上手くいかない部分は多々あるはずだ。

合コンだってそうだろう。お気に入りの女子をゲットするためには、トイレに行ったスキにLINEのIDを交換したり、電話番号を聞いたりと裏技を使わなければ上手くいかない。

ドラフト会議だってそんな欲望が渦巻く会場なんだから、多少ドラマが有ったほうが面白いのではないだろうか?