韓国プロ野球で八百長疑惑!なくならない黒い疑惑は格差の影響なのか?


韓国プロ野球でまたも八百長疑惑で現役投手が謙虚されたようだ。

現役投手7人が検挙されるという野球界を揺るがすような大きなニュースだが、八百長疑惑が蔓延している韓国野球ではあまり驚きがなくなってしまっている。

このままファンを欺くような野球を続けていては韓国野球の発展は止まってしまう。

韓国プロ野球

韓国野球の現状

日本プロ野球の平均年俸は、約3800万円と言われているが、韓国プロ野球では約1200万円と3分の1にも満たないらしい。

以前ロッテにも在籍していたキム・テギュンが韓国プロ野球史上始めて10億ウォンを超えたが、それでも最高年俸15億ウォン。

日本円にすると1億3千万円程度となれば、ソフトバンクホークスの森福とあまり変わらない。

つまりソフトバンクならFA宣言をしてもCランクということになる。

トップクラスでこの年俸ということは、下の方の選手は当然かなり年俸は低い。

そのため生活にゆとりのない選手は、お金の誘惑に負けるケースが多くなってしまうのかもしれない。

韓国野球はWBCやオリンピック、またメジャーリーグでも成功を収める選手が増えてきている姿を見ればわかるが、着実にレベルを上げてきている。

しかもWBCも始まるというところで、こんな暗いニュースはムードに水を指してしまうだけだ。

八百長や賭博に手を出す心境

日本プロ野球界も昨年は賭博問題に大きく揺れた。

巨人の笠原、福田そしてドラフト1位の松本までが賭博に手を染め、夢半ばで球界を離れることとなった。

1軍でバリバリ活躍していた松本と同期ドラフトの高木京介も加担していたことを認め、涙の記者会見となってしまった。

人はなぜ八百長や賭博に手を出してしまうのだろうか?

人間は誰も弱い心と好奇心を持っている。

楽してお金が儲かる話があると聞いて、一切興味がないという人は少ないだろう。

イケないことと分かっていても、楽して儲かる、確実に儲かるよ!という言葉を投げかけれられたら、一度くらいは・・と魔が差してしまうことがある。

その悪魔の誘いを断りきれないのが、人の弱い心だ。強い意志を持ち、絶対に甘い誘惑には負けないと断ち切る事が出来ればいいのだが・・

一度魔が差してしまうと歯止めが効かなくなる。ギャンブルには麻薬のような中毒性が有り、笠原のような選手は完全に中毒症状に陥ってしまっていたのだろう。

八百長の場合、自身が操作することが出来、確実に成果を発揮することが出来る。まさに悪魔の誘いだ。

ファンの気持

日本の相撲界でも八百長疑惑が持ち上がったが、選手はファンが求めていることをもう一度真剣に考える必要があるだろう。

ファンが求めているものは、全力と全力がぶつかり合う正真正銘の真剣勝負。

卓越した技術と、超越した肉体が繰り広げる熱い戦い。これがプロスポーツが成立する唯一の条件だ。

ファンあってのプロスポーツ。真剣勝負を投げ出すのであれば、ファンから見捨てられることは間違いない。

韓国プロ野球が膿を出し切り、再生するまでは時間がかかるだろうが、もう一度ファンのためにも再生しなければイケない。