全米女子ゴルフツアーで日本で唯一公式戦として開催されるTOTOジャパンクラシックは、中国のフォン・シャンシャンがリードを守りきり優勝を飾った。
これで米ツアー2週連続優勝。
圧倒的な強さの秘訣はどこにあるのだろうか?
フォン・シャンシャン
中国人プロゴルファー
フォン・シャンシャンという名前を聞いて今日本だけでなくアメリカのゴルフツアーをも席巻している韓国勢ではないのかな?と思っていたら、彼女は中国人。
しかもリオオリンピックの銅メダリストである。
体型だけ見るとアン・ソンジュにそっくりなのだが、見た目は女優の中島唱子さんにそっくり。
「渡る世間は鬼ばかり」や「ふぞろいの林檎たち」で人気になった女優さんだが、まさかゴルフも上手いとは・・と思ってしまうほど瓜二つ。
特徴のある名前と愛嬌のあるキャラクターは日本でも人気が出るかもしれない。
フォン・シャンシャンの強さ
ちょっと太めな体型から相当飛ばすんだろうと思っていたが、飛距離はそれほどずば抜けている訳ではない。
最終日一緒に回ったタイの飛ばし屋アリヤ・ジュタヌガーンが、アホほど飛ばすからそれほど目立たなかったのかもしれないが、飛距離でアドバンテージを取るタイプではないようだ。
アン・ソンジュも見た目ほど距離は出ないが、フォン・シャンシャンもどちらかといえばショットメーカー。
正確なドライバーとアイアンショットでグリーンを捉え、バーディを量産していくタイプ。
大きめの体型なのにコンパクトなバックスイングとキレイなスイングで、軸が全くブレることがない。
小技も上手くこれからも勝利を積み重ねていけるだろう。
日本人ゴルファーとの比較
それにしても日本人ゴルファーは、ここのところ元気がない。
日本勢では堀琴音がなんとか3位に入ったが、リーダーズボードに日本人の名前はほとんど見つからない状態だった。
アメリカツアーで9勝を上げた宮里藍も最近はスッカリ上位に絡めなくなってしまった。
彼女はまだ31歳という年齢だが、どうしても女子の旬は男子よりも早いのか?既にピーク時の勢いは無くなってしまった。
野村敏京も上位には絡めず中国勢、韓国勢、アメリカ勢に差を広げられるばかり。ここらでもう一人世界と戦えるトッププロの出現が期待される。
となると若干17歳で日本女子オープンに優勝しプロ宣言をしたばかりの畑岡奈紗にどうしても期待してしまう。
17歳の女子高生に期待するというのもいかがなものかと思うが、毎週女子のツアーを見るたびに、日本人の名前が上位にいないのがファンとしては悲しいのだ。