DeNA山口俊がFA宣言を決意した様子。
自身のインスタグラムに「戦力外受けても俺の人生面倒見てくれる人いないし!」という意味深の告白をしたが球団への不信感があるのだろう。
球団への功労者が冷遇を受けるこれまでの横浜のチームカラーに不安があるのなら、是非ジャイアンツへ来るがいい!
移籍組へ待遇
外様に厳しい球団
かつては外様に厳しく生え抜きには高待遇と呼ばれた巨人。
数々のFA移籍組もトレード移籍組も冷遇を受けていた。
巨人に始めてFAで移籍したのはミスター三冠王落合博満。
落合が巨人に移籍した時の年齢は40歳。既にピークは過ぎていた落合の1年目の成績は打率280、ホームラン15本と全盛期の姿からはかけ離れていた。
しかし松井秀喜を育てるためにも良き手本になっただろうし、あの伝説の10.8の死闘も落合のホームランがなければ勝ち切ることは出来なかっただろう。
そして移籍2年目から落合は2年連続3割以上の打率をマークするが、FAで清原獲得の意思を示すと落合は出場機会を求めて日本ハムに移籍してしまった。
当の清原も冷遇を受けた一人。FAで巨人移籍後過度な期待をかけられ大きなバッシングを浴びた時期もあった。
それでも清原は耐え抜いたが、ペタジーニとの起用法、堀内監督との軋轢もあり、最後はオリックスへと旅立ってしまった。
だが近年の巨人は、その反省をふまえ移籍組に高待遇を与えるように変貌している。
中日からプロ野球規定を超える大幅年俸ダウンを提示され、事実上の戦力外通告を受けた井端弘和を巨人が獲得。
井端は巨人で貴重なユーティリティプレイヤーとして活躍し、高橋由伸監督引退と同時に自身も引退しコーチとして就任した。
西武からFA移籍した豊田も1軍のコーチ、広島からFA移籍して後に西武に移籍した江藤も1軍のコーチ。
横浜からFA移籍した金城も3軍のコーチとしてキッチリとポストを用意されている。
山口俊安心したまえ
巨人は以前のような外様に厳しい球団では無くなっている。
横浜は金城や佐伯、石井、多村など功労者に対して容赦ない扱いをしてきた。
もちろんDeNAに変わってからはチームも変わるのかもしれない!
しかしそんな不安が解消されないからインスタにあのようなコメントをしてしまうのだろう。
FA移籍はプロ野球にとって大きなギャンブルかもしれない。
世話になった球団を捨て、ある意味お金のために他球団へと移籍する。移籍した先では当然高いお金を払ってるんだから!と活躍して当たり前の雰囲気を醸し出される。
結果が出せなければお払い箱。それがFAと言うもの。リスクは大きいかもしれないが、その分成功した時のリターンも大きい。
一度決意したのなら思い切って羽ばたいてみたらどうだろうか?我が巨人軍は最大のジャイアンツ愛であなたを受け止めるだろう。