巨人2016年ドラフトの隠し玉。ドラフト7位のリャオ・レンレイが来日した。
身長201cm、体重125キロの規格外の体型は、ゆうに自動販売機を追い越している。まさにリアル進撃の巨人。
果たしてこの巨人は、セ・リーグの選手を食い散らかす事が出来るのだろうか?
リャオ・レンレイ
長身の選手
長身の選手は、大成しないというジンクスがある。ジンクスなのか?長身の選手は野球に向かないのか?
巨人の長身選手といえば何と言ってもジャイアント馬場。
馬場と言えばアントニオ猪木とBI砲というコンビを組んだ、プロレス界のレジェンド。
もはや若い世代は、ジャイアント馬場自体を知らないのかもしれないが、プロレス界で活躍する前、馬場は巨人の投手、実はプロ野球選手だったのだ。
しかし馬場はプロ野球選手としては大成することはなく、力道山の弟子としてプロレス界へ移籍した。
外国人を除き2メートル超えの選手は、馬場くらいしかいないのであまり参考にはならないかもしれない。
プロ野球最長身は?
現在日本のプロ野球選手の中で最も背が大きいのは楽天のミコライオ。
ミコライオが2メートル5センチなのでリャオ・レンレイよりも大きい。
日本人で1番大きいのは阪神タイガースの藤浪晋太郎。藤浪は2メートルにはわずかに届かず197cm。
リャオ・レンレイは、外国人助っ人を除いたプロ野球の中では最長身ということになる。
果たしてリャオ・レンレイは、プロ野球界で活躍できるのか?
身長は関係ない
ジャイアント馬場がプロ野球だったのは1957年の話。もう半世紀も前の話だ。
1950年当時の日本人の平均身長は約160cm。
2010年の日本人の平均身長は171cm。
実に10cm以上も伸びているのだ。
欧米では2メートル超えの選手は珍しくなく、普通にプロ野球選手として活躍している。
前述の藤浪晋太郎も197cmとプロ野球選手としては大柄だが、阪神タイガースのエースとして大奮闘している。
もはや一昔前と違い身長なんて関係ないだろう。
だが大柄な選手の場合、どうしても不安なのがピッチング以外の動作。
プロとして活躍するためには、牽制、ベースカバー、守備(主にバント処理)などの能力が試される。
桑田真澄が、140キロそこそこのスピードでエースになれたのは、ピッチング以外の処理が完璧だったから。
映像を見た限りではリャオ・レンレイに俊敏な動きを求めるのはちょっとコクだろう。
彼の体型を見ていると、身長193cm、95キロと大柄な身体で期待されたが、結局巨人では1軍登板すらなかった川辺忠義を思い出してしまうのだが、そんな期待を逆に裏切って欲しい。
リアル進撃の巨人が日本プロ野球で活躍できるのか?来季以降大きな楽しみが増えた。