クライマックスシリーズのファイナルステージ最終回。
真打ち大谷翔平が満を持して登場。
リリーフ登板だからだろう力をセーブすること無く快速球フルフルマックス。
160キロ台を連発しついに日本最速の165キロまで記録。
まさに圧倒的な力をソフトバンクに見せつけてクライマックスシリーズを制した。
クライマックスシリーズ
大谷翔平が見せつけたもの
王手をかけられて迎えたクライマックスシリーズ第4戦ソフトバンクが意地を見せる。
そして3勝2敗となり、ここで負ければいわゆる逆王手となる第5戦。
初戦の大谷翔平によって熟睡状態だった若鷹軍団がついに眠りから覚める。
先発の加藤にソフトバンク打線が襲いかかり、いきなりのビッグイニング4点を奪い取る。
ここで負けたらと暗雲が立ち込める・・・かと思いきやパ・リーグを大接戦で制した北海道日本ハムファイターズにとって4点は大した逆境では無かったようだ。
あっという間に追いつき、執念のスクイズで追い越し、そして突き放す。
まさに王者の戦いっぷりだ。
我らがジャイアンツだったら初回の4失点の時点で既に白旗状態だから。
そして最後の最後を占めたのは、やはりこの男プロ野球史上最高のスーパースター大谷翔平。
3点差ある。そんなに力まなくてもいい場面。でもそんな場面で目一杯力むのがスターの証。
日本最速の165キロの大砲をぶち込んでソフトバンク打線をまた深い眠りにつかせてしまった。
なぜ栗山監督はここで大谷を起用したのか?
もちろん今シーズンは一年間投手として打者としてフル回転してきた大谷のためのシーズン。となれば大谷が締めくくるのが礼儀というもの。
んがしかし、栗山監督が見せつけたかったのは、圧倒的な支配だったのではないだろうか?
ここ数年強すぎるソフトバンクホークスは、ソフトバンク王国とも呼ばれたが、今年その牙城を切り崩した。
そして来年も絶対に負け無い力の差をまざまざと見せつけるために大谷を起用したのかもしれない。
初戦で完全に大谷アレルギーになってしまったソフトバンク打線は、このアレルギーから脱却するまで長い時間を擁するかもしれない。
クライマックスシリーズの結果
セ・リーグは広島カープがCSを圧勝。パ・リーグも順当に北海道日本ハムファイターズが勝ち上がり、優勝チーム同士の日本シリーズとなった。
正直これでイイし、この対戦が見たかった。
セ・リーグは、クライマックスシリーズ1stシリーズの熱戦で疲れ切ったDeNAに力は残されていなかった。
しかしパ・リーグはもしかしたら?という場面も見せたがやはり地力が違ったのかもしれない。
セパとも本当に強いチームが勝ち上がり、最高の日本シリーズとなるだろう。
日本ハム対広島カープ。日本シリーズでこの2チームの対戦が実現するなんて、時代は変わったなぁとつくづく感じさせられる。