国内メジャー3戦目の日本オープンは、松山英樹が首位をキープしメジャー初優勝。
終わってみればアンダーパーが4人と厳しいセッティングのトーナメントとなったが、やはりPGAランクでも上位に入る松山の実力は1つ抜けていたのかもしれない。
この勢いで国内メジャーではなく、4大メジャー制覇を是非達成して欲しい。
松山英樹と石川遼
両者の差
初日に乱れた石川遼は、徐々に立て直してきたが、最終日もスコアを伸ばすことは出来なかった。
とはいえ、最終成績は3オーバーの7位タイ。
これでここ3試合ですべてトップ10フィニッシュと安定した成績をあげている。やはり石川遼の実力も国内では抜けた存在なんだろう。
しかし松山英樹と石川遼ではここ数年大きな差がついてしまっている。
ゴルフのワールドランキングを見れば歴然だが、松山英樹は現在18位。石川遼は111位。
松山はPGAで2勝をあげているが、石川遼は未勝利。
どこでこれだけの差がついてしまったのだろうか?
世間一般で言われているのは、やはり体格差なのかもしれない。
松山英樹は公表180センチで82キロ。
石川遼は175センチで72キロ。
海外のトッププロに混ざっても体格で決して見劣りしない松山に対して、どうしてもヒョロっとした印象が残ってしまう石川。
レンジャーズのダルビッシュは、リハビリ中さらにウエイトトレーニングの量を増やし身体を大きくしているが、車で言えば排気量を上げるための取り組みらしい。
全力で160キロを投げるのではなく、セーブした力で160キロを投げられる身体を作りたいとのこと。
確かにそう言われてみると松山と石川の飛距離はさほど変わらないが、石川は目一杯振っているように感じるが、松山はセーブしているようにも見える。
今年石川遼は腰を故障してしまったが、常に全力疾走で戦わなければならないため、毎試合身体へに大きな負担がかかっているのかもしれない。
全米を飛び回るタフなPGAツアー。今の石川遼の身体では全試合戦い抜くには厳しい戦場なんだろうか?
ライバル対決
今回の松山、石川のライバル対決は松山に軍配が上がったが、これから何十年とこの二人の対決を楽しむことが出来るのは嬉しい限りだ。
そのためにも、やはり石川遼がもう一つ殻を破り突き抜けて、PGAツアーで堂々と日本人どうして優勝争いを繰り広げて欲しい。
100ヤード以内の精度はPGAツアーでも屈指と呼ばれる石川遼はこのままただでは終わらない。
海外選手のパワーに対抗できる技術を武器を磨き、来年こそはPGAツアー初優勝を成し遂げてくれるはずだ。
松山はメジャー制覇、石川遼はPGAツアー初勝利。来年の二人の目標は既に定まっているだろう。