大田泰示が大活躍を見せた。ファーム日本選手権で。。
てかまだファームの試合に出てたのか。しかも満面の笑みでガッツポーズしてる場合じゃないし。
しかしこれでクライマックスシリーズに呼ばれるかもしれない。
もはや大田泰示がキッカケを掴むためには、ビッグゲームでの大躍進しか残されていないのかもしれない。
8年生の大田泰示
ビッグゲーム
ファームの日本一を決める場、もちろん大事な場面かもしれないが、一年間2軍の試合を支えてきた選手達が出場する場所だ。
岡本和真や江柄子裕樹など。今年は2軍でしっかり鍛え上げ、来年こそは1軍で活躍するためのステップアップの場。
そこに8年生の大田泰示が出場し、さらにガッツポーズして喜んでいる姿を見たら、またさらに大田が可愛く見えてきてしまった。
やっぱり大田の居場所はここなんだ!ファームがボク一番落ち着くんだ!彼の最終到着点は日本シリーズではなく、ファームの日本選手権なのかもしれない。
いやそれじゃ困るんだけど。
今年もレギュラーシーズンでは思うような結果が残せなかった。
となればクライマックスシリーズや行ければ日本シリーズのような短期決戦で大活躍し、首脳陣にアピールするしかレギュラーを奪う術はない。
だがいつまでも尻に火が付かない大田泰示は、もう変わることは無いのだろうか?
遅咲き
大田の覚醒を未だに信じてくれているプロ野球関係者がいる。
元中日の山崎武司だ。
中日時代と楽天時代に2度のホームラン王に輝いた山崎武司だが、彼はプロ入り後二桁ホームランを打つまでに実に8年の歳月を費やしている。
大田の過去8年の成績と山崎武司のプロ入り後7年間の数字を見比べれば、それほど大差はない。
そんな山崎武司が突如覚醒したのは9年目。39本のホームランを放ちホームラン王に輝く。
その後楽天に移籍し、39歳という年齢でホームラン王と打点王の二冠を達成している。
自身が遅咲きだった山崎武司は、まだ大田は輝ける可能性を持っているとずっと巨人の推しメンに指定してくれている。
そんな山崎氏の期待に今年も応えられなかった大田泰示。彼にまだ花開くツボミは残っているのだろうか?
特性
今年も試行錯誤を繰り返した大田泰示。
ステップの仕方を変えてみたり、確実性を増すためにバットを短く持ってコンパクトに当てに行ってみたり。
だがそれを繰り返してきた8年なんじゃ無いだろうか?
もう開き直りが必要な時期だろう。
山崎武司は、自分は山田哲人のようにはなれない。
自分はホームランを40本打つけど、打率は2割5分しか打てない。しかし山田哲人は、ホームランを40本打って3割も打てる。
自分とはレベルが違うと素直に評価する。
その通り、最早巨人ファンも大田泰示に山田哲人のような姿なんて期待していない。
ホームランか?三振か?
大田の特徴はその類まれな長打力。そこだけにスポットを当てないともう来年以降はチャンスを貰えない。
プロ8年生ということは、小学生から中学校の2年生になる年齢。
ということは来年は高校受験。
大田泰示にとっての高校受験は、花が開くのか?散ってしまうのか?
いずれにしろ本当に最後の局面はもう目の前に迫っている。