CS2戦目は巨人が薄氷の勝利坂本一人の弱さと澤村の不安


クライマックスシリーズ2戦目は、巨人が薄氷を踏むような状態で勝利を掴み逆王手。

投手戦というか貧打線というか、ギリギリで逃げ切った巨人。まぁこういう勝ち方は慣れているはずだが。

それにしても打線で頑張っているのは坂本一人。もう一人調子の良い選手が出てこないと明日も厳しい戦いになる。

巨人の不安

巨人打線

それにしても巨人打線はパッとしない。

坂本勇人が初戦4打数3安打1本塁打。

2戦目も3打数2安打1本塁打。

8回勝負を決めた場面でも見事なツーベースでチャンスメーク。

首位打者を獲得したキャプテンはクライマックスシリーズでも完璧な働きを見せている。

しかし坂本の好調を他の選手が後押しできない。

阿部はこの試合ノーヒット。

決勝タイムリーを打った長野はさすがの働きだが、もう少し爆発して欲しい。

しかしそれより何より大ブレーキになってしまっているのがギャレット。

スイングを見ていると全く打てる気がしない。シーズン前半のギャレットの姿を見ているようだ。

短期決戦は調子の悪い選手をいつまでも引きずるよりも好調の選手をどんどん使ったほうがいい。

このままだとすべてギャレットで流れが止まってしまう。そろそろギャレットのスタメンは考える頃ではないか?

澤村の不安

もう一つの不安点は、クローザーの澤村。

昨日のゲームでは高めのクソボールを速球大好きロペスにスタンドに運ばれ、リズムが狂ってしまったようだ。

そもそもシーズン終盤の失敗撃で自信を失っていた矢先のロペスのホームランはかなりショックだったのかもしれない。

澤村の最大の特徴は150キロを超える筋肉ストレート。

しかも速球派の投手にとって、高めのウエスト気味のストレートは打たれていはいけないボールのはずだが、まんまと弾き返されてしまった。

そのまま立ち直りにキッカケを掴むこと無く、失点を許してしまう。

この状態ではもうこのシリーズは澤村をクローザーとして使えないかもしれない。

そのため今日はマシソンをイニングまたぎで使うしか無かった。

打線は坂本一人、投手陣はマシソン一人。

なんとかギリギリで勝利を手に入れることは出来たが、もはや巨人に残されたカードはない。

明日体調不良で先発を回避した菅野は投げられることは出来るのだろうか?

もし菅野が投げられない場合、CS2戦目は壮絶な惨劇が繰り広げられるかもしれない。