2年連続優勝を逃した巨人。
現在は読売新聞グループ本社代表取締役主筆というよくわからない地位にいる渡邉恒雄は、優勝できないのは由伸のせいじゃねぇ!補強しないからだ!と豪語している。
賭博問題で最高顧問を退いた形になったナベツネだが、まだまだ影響力は強い。
ナベツネの一言で巨人は大型補強へと舵を切るのだろうか?
過去の大型補強
2008年シーズン
2007年リーグ優勝を果たした巨人は、この年から導入されたファーストステージを勝ち上がってきた中日ドラゴンズとのクライマックスシリーズへ。
そこで待っていたのは、悪夢の3連敗。
当時1勝のアドバンテージが無かったため、巨人はあっさりと日本シリーズ出場を逃すことになった。
その醜態に怒りを覚えたナベツネの一言で、その年のオフ巨人は大型補強を敢行した。
ヤクルトからエースのグライシンガーと4番のラミレスを強奪。そして横浜からストッパーのクルーンまで強奪。
翌年は雪辱を果たし日本シリーズへ進出するも西武の涌井、岸に捻られ日本一は逃す。
しかしその翌年3連覇を果たした巨人は、勢いそのままに日本シリーズまで制覇し日本一に輝いた。
やはり補強が大事なんだ!とナベツネの主張が正しかったことを証明する形になってしまった。
2016年の市場
2016年オフは例年になく騒がしい。
FAではオリックスの糸井、北海道日本ハムファイターズの陽、中日ドラゴンズの平田、大島あたりがFA宣言を匂わせている。
そして外国人ではヤクルトのバレンティン、ロッテのデスパイネあたりが契約を更新しないのでは?と注目されている。
巨人は大物取りに参戦するのだろうか?
バレンティン、糸井、陽を総取りしたら巨人の外野は全取替という異例の事態になる。
さすがに長野まで外す訳には・・と思うかもしれないが、2年続けてパッとしない長野を刺激させるには、いい薬になるのかもしれない。
3人とは言わなくても2人獲得できればかなり打線に厚みは出るだろう。
だが・・・
育成方針
近年の巨人はFAでの大物取りの反省からか、育成方針に切り替えている。
3軍制を導入し、育成ドラフトでも最も多い選手を指名している。
そして今年は育成だけで広島カープがセ・リーグを制覇した。
その姿を見て巨人はどのように舵を切っていくのだろうか?
大物外野手を獲得すれば、伸び悩んでいる大田、橋本辺りは確実に潰れるだろう。
しかし、育成だけでは勝ち続けることは出来ない。
2016年オフ、補強戦線に巨人が名乗りを上げるかどうか?育成に徹するのかどうか?注目が集まる。