たった4ヶ月で巨人から電撃契約解除となったガルシアが帰国途中で行方不明になっているらしい。
巨人の球団関係者は空港のホームから搭乗ゲートまで見守ったらしいが、その先はわからないようだ。
ガルシアは一体どこに行ってしまったのだろうか?
亡命か?
メジャー移籍
キューバは言わずと知れた社会主義国。
そのため野球王国と呼ばれたキューバだが、野球選手には海外移籍の自由はない。
そのため、元DeNAのグリエルや快速魔神チャップマンなど、みんな一度亡命して海を渡り、メジャーに移籍する。
そんな有名選手の海外流出を防ぐために、キューバは国内リーグが開催されていない期間に限り海外への派遣を認めたらしい。
ただしあくまでもアメリカのメジャーリーグ以外。
アメリカとは国交正常化に向けて動いてるそうだが、まだいろいろ障壁があるんだろうね。
てことで、数年前からキューバの大物が続々と日本にやってきた。
前述のグリエルやセペダなど。
ただグリエルも丸1年日本で出場した訳ではなく、翌年には契約揉めて日本に来なかった。
キューバの選手は、国内リーグとの掛け持ちもキツイんだろうし、日本球界よりもメジャー志向が強いのかもしれない。
ガルシアは?
果たしてガルシアは、日本に来る前からエージェントと繋がり、最初から日本を踏み台に利用して、亡命するつもりだったのだろうか?
そう言われると確かに納得いくところがある。
2軍や3軍での練習態度も酷かったらしいし、日本の選手と馴染もうともしなかったそうだ。
同郷のアンダーソンとは友好があったそうだが、それ以外はほとんど絡みもなかったらしい。
由伸監督と首脳陣は、そんなガルシアのモチベーションに配慮し、2軍で実績も挙げてないガルシアを1軍に呼んだのかもしれない。
キューバの国内リーグで打点王を獲得し、若き宝とまで呼ばれた選手だ。
ぶっつけでもそこそこやるだろう、と思われていたが、1軍でのプレーはそりゃあ酷いものだった。
はっきり言って日本の投手のボールを打てる気がしない。
何年か鍛えればモノになるのだろうか?ホントにこれが宝なのか?と感じるほどのプレイだった。
だが、それも亡命するために手を抜いていて、真面目にやってなかっただけだとしたら・・・
もしそうだとしたら巨人いや日本球界は、相当ナメられているという事だ。
いくら若き宝かなんか知らんが、彼の実力はまだ未知数。巨人は将来性と可能性にかけて日本に呼んだはずだ。
その思いを踏みにじり、真面目にプレイすることもなく、適当にやって逃げていった。
野球人たるものどんな状況でもグランドに立ったら全力のプレイを見せるものなんじゃないのか?
そんな舐めた考えで競争の激しいメジャーで生き残れると思うなよ!
ガルシアが今後メジャーと契約したとしたら、最初から密約があった事は間違いない。
となれば、せっかく友好関係を築いてきた日本とキューバの関係も崩れてしまう可能性がある。
たった一人のワガママのために。