ギャレットが巨人の中で目指すべき立ち位置はどこなのか


巨人が広島との首位攻防戦の初戦に快勝。

これでゲーム差は5.5。ひょっとしたらひょうっとする位置まで来ている。

そんな中地味に調子を上げてきたのが、ギャレット・ジョーンズ。

第16号ホームランを放ち、これでホームラン数は坂本に続くチーム2位。

ここからギャレットポップコーンばりに弾けてくれるのだろうか?

ギャレットの立ち位置

4番候補

栄光の巨人軍の第85代4番打者としてデビューしたギャレット。

バリバリのメジャーリーガーが4番に座りこれで貧打解消だ!と思わせてくれたのも開幕数試合だけ。

その後は目を覆いたくなるような低空飛行を続けた。

正直、オープン戦から前半戦ギャレットに注目して見ていたが、彼が4番として爆発する姿は想像できなかった

んがしかし、真面目人間ギャレットは、決して腐らなかった。

慣れない日本の文化や気候に順応しようと努力を続け、ようやく自分の立ち位置を確保しつつある。

そう恐怖の下位打線。

4番にやっぱりゴメンナサイ、あなたしかいないんですという形で阿部慎之助が座ってから、みんな自分の立ち位置を見つけ出した。

4番から開放され伸び伸び野球の長野、不動の3番坂本、オレが全部掃除してやると5番の村田。

そしてその後を打つのはギャレット・ジョーンズ。このくらいの位置にいれば、彼の価値は高まるはずだ。

今年騒動があったSMAPで言えば、木村拓哉でもなく、中居正広でもなく、香取慎吾でもなく、稲垣吾郎くらいの立ち位置が一番気楽だろう。

ギャレットの理想の姿

一時は2割台前半の低打率にあえいだギャレットだが、最近は264まで打率を上げてきた。

しかし日本のプロ野球で彼が居場所を求めるのなら、中途半端な打率はイラない。

打率なんか2割台前半でイイからホームランをバカバカ打って欲しいし、狙って欲しい。

そう彼が目指すべき理想の姿は、奇しくも首位攻防戦の相手、広島カープに在籍していたランスなんじゃないか?

タンスにゴンにかけてランスにゴンと呼ばれたランスだが、とにかくホームランしか打たなかった。

規定打席到達者の中で最低打率、そして最多三振、なのにホームラン王。

あり得ない数字だ。

ランスとまではいかないが決してギャレットも器用に打ち分けられるタイプじゃない。

好調が持続するタイプでもない。

ムラがあるし引っ張りしか出来ない。

でも4番じゃない、主役じゃないと割り切れば、それでもイイじゃないか。

ここぞという時に盛大な花火を打ち上げてくれればイイ。安定感なんてどこかに捨ててもイイんだよ!