阪神の藤浪晋太郎が久々勝利大エースに成長できないのはなぜ


阪神タイガースの藤浪晋太郎が久しぶりに勝利投手になった。

約2ヶ月ぶりの勝利だが、これで今季は5勝目。

去年覚醒し完全本格化かと思われた藤浪晋太郎は、なぜエースに成り切れないのだろうか?

阪神のエース

今年の阪神

貧打に苦しむ今年の阪神タイガースだが、投手陣はチーム防御率3.53とまずまず頑張っている。

そもそも巨人ファンのオレにとっては、開幕前一番怖かったのは阪神タイガースだ。

正直な話広島が走るなんて夢にも思わなかった。

昨年のヤクルトは、神がかり的な打棒で投手陣の弱点を補ったが、やっぱり何と言っても野球は投手。

しかも先発投手陣が安定していればゲームは作れる。

そして開幕前その先発陣が最も揃っているように見えたのが阪神タイガース。

メッセンジャー、能見、岩田、岩貞、もちろん藤浪。

今年は昨年以上に藤浪がド柱になって活躍すると思っていた。

日本人離れした長身と、針金のような細い身体から繰り出されるストレートは威力十分。

昨年ついに本格化し、14勝7敗で防御率2.40。

当然今年は去年以上の数字を残すと誰もが思っていたはずだ。

藤浪晋太郎こそ阪神のエース

その藤浪が今年は苦しんでいる。

5勝7敗と負けが先行し防御率は3.64。

今年の躍進を期待していたファンから見れば今の藤浪の姿は物足りないだろう。

なんで今年ブレイクしきれないのか?

やっぱり原点を見失っているからではないだろうか?

今年菅野が防御率1点台と圧倒的ピッチングを見せているのは、ストレートという原点に立ち返ったからと言われている。

昨年まではほとんど140キロ台後半だったストレートが、今年は150を超えるケースも多くなり、文字通り力でねじ伏せている。

一方の藤浪は、自分のストレートに自身がないのだろうか?今年はどうも逃げるピッチングをしているように見える。

いやいやあたなのストレートは天下一品だよ。

今のNPBの投手陣で、困ったときにストレートでねじ伏せる事が出来る先発投手は、日ハム大谷、楽天則本、巨人菅野、そして阪神の藤浪くらいだと思っている。

あの長い腕がしなるように振り下ろされるストレートは威力抜群。

後半は、あの勢いのあるストレートをもう一度取り戻し、チームの柱になって活躍してくれる姿を、アニキ金本も心から願っているはずだ。