巨人連夜の打線爆発でメークレジェンド再現なるのか?


巨人打線がついに目覚めてしまった。

連夜の大爆発で10得点。先発マイコラスも1失点で勝利投手となり自身の連勝記録を伸ばした。

そしてここのところちょっと足踏み状態の広島カープ。

ってあれ、リ・メークレジェンドもしかしてありなのか?

逆転優勝はあるのか?

メークレジェンドって?

1996年に最大11.5ゲーム差を逆転しての優勝は、長嶋監督が命名したメークドラマと呼ばれた。

しかしそれをも上回る逆転劇もあった。

最大13.5ゲーム差を逆転した2008年のメークレジェンドと呼ばれた奇跡。

果たしてメークレジェンドは再現されるのだろうか?

残念ながらこちらでメークドラマの再現はないと言ってしまったので、メークレジェンドの再現ならあるのか?という苦しい言い訳で話を進めていきたい。

もう一度見てみよう

それではメークドラマは無いと言いながら多少状況が変わってきたので、もう一度検証してみよう。

大砲がいない

1996年は松井がいた。

2008年はラミレス・小笠原がいた。

しかし今残念ながら大砲はいない。

阿部慎之助が4番に座り確かに打線は安定したが、大砲と呼べる存在はいない。

だがしかし、数年前原監督が枢軸と呼んだメンバーが揃って調子を上げてきた。

一番に戻り水を得た魚のように活躍しだした長野。

一時調子を落としたがまた上げてきている坂本。

今年は打率を残すをテーマにしていたが、長打力も戻ってきた村田。

そして4番として存在感を魅せつける阿部慎之助。

この4人がガッチリ機能し始めれば大砲不足は補えるのではないだろうか?

エースはいるがもう一人

メークドラマの時は斎藤雅樹とガルベスという両輪がいた。

しかしここに来てマイコラスが完全復活し始めた。

さらに内海も調子を取り戻し、大竹もそれなりに投げるようになってきた。

田口の成長も見逃せない。

当然エースの菅野は盤石だ。

セットアッパーもマシソンがいて山口も大分良くなりつつある。そしてマッスルストッパー澤村もいる。

あれあれ、投手陣もしっかり揃って来ているではないか。

広島に隙がない

黒田が打たれ、ハーラートップの野村も打たれた。

ジョンソンも巨人打線に攻略された。

あれ広島の投手陣ほころびが出てきてる?

監督が違う

メークドラマの時はお祭り騒ぎが大好きな長嶋監督だったが、メークレジェンド時の監督は若大将原辰徳。

原監督も確かに熱い男だが、長嶋監督とはタイプが違う。

つまり監督の差は逆転劇にはあまり関係ないのかも。

そしてやっぱり逆転出来るのか?

逆転するために一番大事なことは、自分が波に乗り、相手が崩れてくれる。

どちらか一つでもダメで、両方揃わないと相手を抜き去ることは出来ない。

そのためには、巨人は10を超えるような連勝をどこかでしなければならない。

そして広島には10に近い連敗をしてもらわなければならない。

それにはやっぱり今以上の勢いを長野・坂本・村田・阿部の枢軸にしてもらわなければならない。

んがしかし、今年の巨人のテーマは「一新」。

逆転優勝をするために必要なメンバーは、残念ながら一切一新されていないのだ。

それでイイのか?いつまで枢軸に頼らなければいけないのか?いきのイイ若手は出てこないのか?

そんなもどかしさを感じてはいるが、巨人の調子が上がってくれば自然と気分が高揚してしまうのは、ファンである以上仕方ないのだ。