西武ライオンズの森友哉はキャッチャーに専任させるのか?


西武ライオンズの森友哉が、今年はイマイチ元気がない。

昨年は主にDHとして出場し、打率287、ホームラン17本、打点68という高卒2年目の選手としては破格の成績を残した。

しかし今年は出場機会にも恵まれず、あの元気なスマイルを今のところ見ることは出来ていない。

打てる捕手

炭谷銀仁朗という存在

オレは常々打てる捕手の存在を主張している。

守れて打てる捕手こそチーム力を大幅に底上げし、常勝軍団に導く事ができる。

古田敦也しかり阿部慎之助しかり。

打てないキャッチャーの打力の向上を待つより、打てるキャッチャーの守備力向上を待ったほうが早いのではないか?と思ってしまうが、現実はそんな簡単ではない。

森友哉は間違いなく打てるキャッチャー。

彼が打線に入れば、西武の打撃陣は向上し得点力は大幅に上がるだろう。

だが守備も要と呼ばれる一軍レベルのキャッチャーになるには、やはり時間が必要なようだ。

そして西武には守備力だけなら日本一の炭谷銀仁朗というキャッチャーがいる。

まだ炭谷は29歳。巨人のように後継者を探す時期ではないから、尚更無理に守備力のないキャッチャーを抜擢するリスクは追いずらいだろう。

森友哉はどこに行く?

もし森が守備力でも炭谷と遜色が無いような存在になれるのであれば、球団としては是が非でもキャッチャーとして成長して貰いたいところ。

20歳の打てる正捕手が出来れば、今後10年間はキャッチャーを固定することが出来る。

かつての常勝軍団に西武ライオンズがまた返り咲く可能性もあるだろう。

だがしかし、このまま森にキャッチャーを続けさせてイイのだろうか?

森の魅力はあの何も考えていないんじゃないか?的なフルスイングである。

小さい体でどこまでも飛ばしてやろう!というあの向こうっ気の強さなんだと思う。

そんな森がキャッチャーというチームをまとめ上げるポジションなんか、果たしてこれから先も出来るのだろうか?

オープン戦からキャッチャーをやり出すと打撃が湿りだす、という悪循環に陥ることもしばしばあったようだ。

ぶっちゃけて言うが、森くん実は・・・キャッチャー嫌いなんじゃないだろうか?

もうキャッチャー嫌い!打つの大好き!というのであれば、このまま他のポジションで彼のバッティングを最大限活かす方向に持っていくのもありなんじゃないかな。