岡本和真が初の開幕1軍切符を獲得!勝負の3年目求められる結果は?


巨人の岡本和真がプロ入り後初めて開幕1軍メンバーに選出された。

今の巨人ファンにとって岡本和真は最後の希望。オープン戦ヒットが出ない時は今年もダメなのか・・・と大田泰示臭を感じつつあったが、後半よく盛り返して来たものだ。

さすが奈良県からやって来たジョニー・デップ。

果たして巨人軍最後の海賊は今シーズンどんな結果を残せるのか?またどんな結果を残さなければイケないのか?

岡本和真に求められる結果

高卒の主力選手

大きな盛り上がりを見せた第4回WBC。侍ジャパンの打線の主力には高卒の選手がズラリと顔を並べた。

1番DH山田哲人、3番ショート坂本勇人、4番レフト筒香嘉智、5番ファースト中田翔。

果たして各球団の主力となっている高校出身の選手達は、入団3年目どんな成績を収めていたのか?

山田哲人 出場試合数94 打率283 ホームラン3本

坂本勇人 出場試合数141 打率306 ホームラン18本

筒香嘉智 出場試合数108 打率218 ホームラン10本

中田翔 出場試合数65 打率233 ホームラン9本

2年目からレギュラーに定着した坂本勇人は、ほぼフルシーズンスタメンで出場し打率3割超、ホームランも18本と完全に主力級として定着している。

だがその他の3人は、ハッキリ言ってまだまだ主力級と言える働きは出来ていない。

中田翔に至っては、球団が守備力が向上するまでは1軍で使わないという方針だったようで出場試合数も少なかったようだが、まだまだ1軍半の選手だったといえる。

侍ジャパンの4番にまで成長した筒香嘉智だが、3年目順調に出場試合数を伸ばしたが、4年目にはわずか23試合の出場に終わり、決して順調に登りつめていった訳では無いことがわかる。

そうなんだ。岡本和真はまだ3年目。いきなり結果を求めるほどプレッシャーをかける年ではないのだ。

なんとか今年1年は1軍に定着し続け、1軍の一線級の投手との対戦機会を増やし、来年以降の爆発を期待する時期なのだ。

だが、岡本和真が所属している球団は残念ながら読売巨人軍。じっくりと成長を待ってもらえるような球団ではないのだ。

近年、高卒ルーキーで巨人の主力級にまで成り上がったのは、松井秀喜と坂本勇人。この二人しかいないと言ってもいい。

坂本勇人は前述したように3年目には打率3割を記録している。

松井秀喜は、3年目には打率283、ホームラン22本と完全にクリーンアップに定着している。

この偉大な二人に並ぶとまではいかないが、少なくともこの二人に近づくような結果を出さないと、巨人という球団は待ってはくれない。

ただ岡本和真一人の力ではなかなか偉大な二人には追いつけない。

松井、坂本が成長してきた時もそうだったが、岡本和真を覚醒させるためにも、強力なパイセンパワーが欠かせない。

松井秀喜がクリーンアップを打ち始めた時、4番にはミスター三冠王落合博満がいた。

坂本勇人が8番を打っていた頃、3番にはガッツ小笠原が、4番にはゲッツラミレスがいた。

このパイセン達のフォローのお陰で持ち前のセンスが覚醒し、主力級へと成長することが出来た。

岡本和真には、かつて巨人の枢軸と呼ばれた強力なパイセン達がいる。

ここ2~3年この枢軸達が4人揃って活躍することがなかったが、今年は4人共万全の体調でシーズンに臨んでいる。

彼らのサポートがあれば、岡本和真は必ずや結果を残すことが出来る。

岡本和真を活かすも殺すもパイセン次第。そしてパイセン達が活躍してくれた時、一切の言い訳の余地はない。

勝負の3年目の航海へといよいよ旅立つ時が来た。